【遊戯王】ストラクR新規カード《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》など【カード考察】
皆さんこんにちは、しゅがーです。
いつの間にか発売が迫っていた「ストラクチャ―デッキR-ウォリアーズ・ストライク-」のカードについて考察します。
この記事書いてるの9月24日の22時過ぎなんですけど、発売が今週末なの30分前くらいに知りました……販売ペースが速すぎる……
《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》
☆9 炎属性【戦士族//効果】
ATK/3000
DEF/2200
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のフィールド・墓地から装備魔法カード1枚を除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが攻撃するダメージステップ開始時に発動できる。このカード以外のフィールドの表側表示モンスター1体を選び、攻撃力500アップの装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
③:モンスターの効果が発動した時、自分フィールドの表側表示の装備カード1枚を墓地へ送って発動できる。その発動を無効にし破壊する。
雑感
今回の看板モンスター。
以前のウォリアーズ・ストライクで看板だった《フェニックス・ギア・フリード》が、そこそこ原形をとどめてのリメイク。
デュアルでなくなったことにより、かつての通常モンスターサポートカードたちには別れを告げることになりましたが、それを補って余りあるほどの出しやすさと強さを手に入れています。
①により、フィールド・墓地の装備魔法をコストに手札から特殊召喚できるお手軽さ。リンクモンスターの強化により、高打点が並びやすいゲームになったとはいえ、突然出てくる3000打点は強力。
②は場のモンスター1体を攻撃力500アップの装備カードに変えてしまう《サクリファイス》のような効果。元々の高打点も相まって、殴るだけでほぼ確実に相手のモンスターを(戦闘破壊と合わせ)2枚除去できます。
③は装備カードをコストにモンスター効果を無効にする効果。②で装備化して奪った相手のモンスターをコストにするデザインと思われますが、相手にだけ消費を強いることで単なる耐性以上のプレッシャーを与えられそうです。一方で元の《フェニックス・ギア・フリード》が持っていた魔法罠への耐性は持ち合わせていないので、②効果を狙った攻撃宣言時に《聖なるバリア-ミラーフォース-》なんて踏むとあっさりやられてしまうため、ひと工夫いりそう。
例えばこんな使い方
《古神ハストール》と合わせて相手のモンスターを利用しまくるデッキ
《ゴッドフェニックス》の③効果コストを、相手に装備した《ハストール》にすることで、相手の効果を無効にしたうえで他の相手のモンスターを奪える動き。
《ハストール》の再利用に《やり過ぎた埋葬》などの装備魔法を使用することで、《ゴッドフェニックス》自身の特殊召喚コストも賄うことができます。
《焔聖騎士‐ローラン》
☆1 炎属性【戦士族/効果】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から攻撃力500アップの装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。デッキから「焔聖騎士‐ローラン」以外の戦士族・炎属性モンスター1体または装備魔法カード1枚を手札に加える。
雑感
まさかの聖騎士新規。
②効果により、墓地へ送られたエンドフェイズと若干のタイムラグは生まれるものの、炎属性戦士族または装備魔法カード1枚を手札に加えられるという、手軽さに対し破格の効果。手札から自分のモンスターへ攻撃力500アップの装備カードとして装備される①効果も、《水晶機巧-ハリファイバー》のような自発的に場を離れられるモンスターに付けることによりサーチが狙えます。
《聖騎士の追想 イゾルデ》を使うデッキの悩みであった「過剰に入れた装備魔法カードがデッキ内に腐りやすい」問題に対して、《イゾルデ》リンク召喚時のサーチをこのカードに回すことで解決できるといいなあようになりました。
例えばこんな使い方
例えばの使い方、というよりは僕自身のデッキリメイクに光明が差した具体案になります。リメイク元は下記リンク参照。
元々の動きは
1.《聖騎士の追想 イゾルデ》経由で《ガーデン・ローズ・メイデン》を作る。
2.《メイデン》のドラゴン蘇生を活かして《ライトロード・ドミニオン キュリオス》へアクセス。
3.《D・D・R》で《メイデン》を使いまわし、何度も回収した《ブラック・ガーデン》によって《イゾルデ》を蘇生して戦士族の展開や、《キュリオス》を蘇生して場を離れた時の効果で《D・D・R》を回収し何度も《メイデン》を使いまわす。
というものでした。
大きな欠点として、《D・D・R》が素引き頼みである点がありました。《妖精竜‐エンシェント》や《汎神の帝王》によるドローブーストで引き込みを狙っていましたが、やはり引けずに負ける試合は多かったです。
そこへ《ローラン》を投入することで確実に《D・D・R》が手に入るため、以前よりも安定したデッキにできると感じています。
機会があれば後日デッキ紹介記事を作成する…かも?
《ラプテノスの超魔剣》
装備魔法
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:装備モンスターの表示形式によって以下の効果を適用する。
●攻撃表示:装備モンスターは相手の効果の対象にならない。
●守備表示:装備モンスターは戦闘では破壊されない。
②: 自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動できる。装備モンスターの表示形式を変更し、モンスター1体を召喚する。
雑感
互いのバトルフェイズ開始時に表示形式を変更するという珍しい効果。(というか、リンク登場以降表示形式に言及するのがレア?)
攻撃表示では効果耐性を、守備表示では戦闘耐性を得るため、相手の盤面や自分の状況に応じて使い方を切り替えられるカードです。こういったプレイヤーの腕が問われる小技カードは個人的に大好きです。
例えばこんな使い方
①《炎の王 ナグルファー》主体の王(ジェネレイド)デッキ
《王の舞台》で出てくるモンスター際は守備表示のため、200という低ステータスをさらしてしまう《ナグルファー》。《超魔剣》で表示形式を変えることで、3100の高攻撃力を振るいながら、《超魔剣》自体への除去を破壊耐性で防ぐことも出来ます。
また、《超魔剣》の表示形式変更に付随してくる召喚効果を相手バトルフェイズに使用することで、ジェネレイドトークンをリリースして他の王を手札から召喚して盤面を制圧していくことも可能です。
②《烈風帝ライザー》連打デッキ
《超魔剣》の召喚効果を使い、互いのバトルフェイズ開始時に《烈風帝》を出し、バウンス対象で必ず1枚は《烈風帝》自身を手札に戻すことでひたすら相手のドローロックを続ける疑似《八咫烏》。
《連撃の帝王》との差別化として
1)永続罠である《連撃》に対して《超魔剣》は装備魔法であるため、下準備したターンにいきなり動き出せる
2)《超魔剣》はアドバンス召喚以外の召喚行為も可能である
が挙げられます。
一方でアクセス手段はやはり帝王魔法罠である《連撃》に優位であるため、構築次第でどちらが強くなるか大きく変わりそうです。
終わりに
今回は発売間近のストラクRから、個人的な面白カードたちの紹介でした。
次回はストラクRのもう1つのテーマ、デュアルをサポートするカードたちに触れたいと思います。
途中で書いた《ローラン》のデッキはまたいずれ。