しゅがーの(遊戯王)ブログ

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【遊戯王】「ジェネレイド」新規カード《虚の王 ウートガルザ》が強力効果で登場!!あれ…《剣の王》の立場が……?【カード考察】

皆さんこんにちは、しゅがーです。

 

またしても「IGNITION ASSALT」の新カードが公開されましたね!

Twitterで小出しにしないで遊戯王.jpにまとめてくれ

 

《虚の王 ウートガルザ》

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星9 光属性【岩石族/効果】
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:「虚の王 ウートガルザ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。

②:自分フィールドの「ジェネレイド」モンスターまたは岩石族モンスターを合計2体リリースし、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。

 

強っ……

 

①はジェネレイド共通の同名モンスターが1体しか存在できない制約。

②はなんとフィールドのカード(モンスターじゃなくてもいい!)を対象とした除外効果。コストとしてジェネレイドまたは岩石を2体要求しますが、《王の舞台》効果の前ではあってないようなもんですね。

《氷の王 ニードヘッグ》による特殊召喚無効、

《光の王 マルデル》によるサーチ、

《死の王 ヘル》による蘇生、

《炎の王 ナグルファー》による破壊耐性、

強力効果を揃えていたジェネレイドに待望の除去効果です。

そう、待望の除去効果。

待望の……

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助けて!フローディくんが息してないの!

 

《剣の王 フローディ》

星9 風属性【戦士族/効果】

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:「剣の王 フローディ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。

②:自分フィールドの「ジェネレイド」モンスターまたは戦士族モンスターを任意の数だけリリースし、その数だけフィールドのモンスターを対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。その後、破壊された相手フィールドのモンスターの数だけ相手はデッキからドローできる。この効果は相手ターンでも発動できる。

 

・除外ではなく破壊効果

守備力2000と微妙なステータス(《王の舞台》は守備表示で特殊召喚)

・相手モンスターを破壊した数だけ相手にドローさせてしまう

 

今後、「その《フローディ》《ウートガルザ》で良くねえ?」と言われてしまうような微妙さ!

 

そこで今回はあえて《剣の王 フローディ》《虚の王 ウートガルザ》と差別化して使っていく方法について考察します!

テーマは「破壊効果を活かす!」

 

破壊効果で何が悪い!

除外より破壊? 破壊より除外?

おそらく《フローディ》《ウートガルザ》の一番の違い。

除外か、破壊か。

 

……正直に言います。

 

除外の方が強いです。

 

1番イメージしやすいのは、「フィールドに帰ってくるかどうか」です。

デッキが1枠空いた時、

「とりあえず《死者蘇生》入れとこ!」

は皆さん経験あるんじゃないでしょうか。

ただ、同じ状況でも

「とりあえず《D・D・R》入れとこ!」

とはあまりならないですよね笑

何が言いたいかというと、破壊(墓地)からの帰還は容易だけど除外からの帰還は入ってるデッキが限られるよね、ということ。

 

他にも、墓地だと《貪欲な壺》《一撃必殺!居合ドロー》で回収して出し直されちゃう、なんてのもありますしね。

 

破壊に対しての除外のメリット。その差は埋められないのかな……?

冴えない効果の活かし方

「除外の方が破壊より強いなら《ウートガルザ》《フローディ》じゃん!はい今回の考察記事終わり!」

……とはならないのが遊戯王の面白いところですよね。

前項で悪く言った破壊効果も、破壊効果にしかできないことがあります。

①相手に効果ドローされても気にならないぐらい自分もドロー!

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戦闘・効果で相手モンスターを破壊すると1枚ドロー、

空牙団モンスターが自分フィールドに3種類以上だと追加で2ドローする《フォルゴ》

本人のステータスや《空牙団の飛哨 リコン》《空牙団の撃手 ドンパ》の破壊効果などで自分ターンのドローは容易ですが、せっかくなら相手ターンにもドローして往復6ドロー狙いたいですよね。

そこで《フローディ》を組み合わせれば、

 

自分ターン

《フォルゴ》効果で《王の舞台》《王の急襲》を引き込む!

《舞台》発動か《急襲》セットでターンエンド!

相手ターン

《舞台》効果で《フローディ》特殊召喚、ついでにトークンも特殊召喚

《フローディ》効果で相手モンスターを破壊!《フォルゴ》効果で追加ドロー!

 

と、往復ドローできます!

《フローディ》のデメリットである、破壊した相手モンスターの数だけ相手にドローさせてしまう点も、自分がドローできることで気にならなくなります。

 

②微妙な守備力でも、殴らせたくないと思わせたら勝ち!

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自身以外の効果によるフィールドのカード破壊をトリガーに、場のカードを破壊する《ライゴウ》

普通に使う分には破壊効果を発揮する最初の1枚は必ず消費が発生する効果も《フローディ》とジェネレイドトークンで賄ってしまえば、実質消費なしで安定して使用できます。

また、《ライゴウ》は他のモンスターの戦闘破壊をトリガーにも同様の破壊効果を発揮するため、《フローディ》の守備力2000という微妙なステータスにも、《ライゴウ》効果を恐れた相手が放置、もしくは破壊されても相手の場のカードを道連れ、という選択肢が生まれますね。

 

③自国民も破壊できます。王なので。

実は自分のモンスターも破壊できる《フローディ》

最近は「相手の効果によって破壊された時(場合)~」と書かれたテキストが増えてきましたが、そうでないカードの破壊時効果を発揮させる仕事ができるカードが《舞台》から毎ターン供給できるのは他のセルフブレイク札にはない安定性ですよね。

ヴァレット、月光などの破壊時リクルート効果を持つカードや、《妖精伝姫-シラユキ》のような墓地にいた方が明確なうまみがあるカードをフリーチェーンで破壊できるのは大きなメリットです。

 

また、《舞台》から出てきたジェネレイドトークンは相手のエンドフェイズに勝手に破壊される点を逆手にとって、自分モンスターゾーンを空にしてしまうのも面白いかも?

 

 

総括

・普通に使う分にはカードの再利用を加味して 除外 > 破壊 になりがち。効果単体では《ウートガルザ》に勝つのは正直難しい……

・破壊効果をトリガーに「大量ドロー」「相手場を破壊」などの+αを連鎖させることで破壊にしかないうまみを作れば差を埋められる…かも!?

・セルフブレイクとしての運用は《フローディ》の利点。墓地発動効果を狙うセルフブレイクをフリーチェーンで発揮できるのは差別化。

 

終わりに

今回のカード紹介は、いつもと趣旨を変えて「《虚の王 ウートガルザ》によって立場を失いそうな《剣の王 フローディ》の救済考察」でした!

実は、途中で紹介した《フォルゴ》《ライゴウ》とのシナジーは既に手持ちのデッキで使っていたりするので、近いうちに紹介したいと思います!

 

それでは、次回記事でお会いしましょう!