【遊戯王】お手軽セルフバウンス!?《ドカンポリン》!【カード考察】
皆さんこんにちは、しゅがーです。
今回は「CHAOS IMPACT」収録、《ドカンポリン》を考察していきます!
劣化版《強制脱出装置》!?
【永続罠】
使用していないモンスターゾーンを1ヵ所指定してこのカードを発動できる。
①:指定したゾーンに効果モンスターが特殊召喚された場合に発動する。そのゾーンに存在するモンスターとこのカードの2枚を持ち主の手札に戻す。
指定したゾーンに効果モンスターが特殊召喚された場合に発動し、《ドカンポリン》自身とそのモンスターを手札に戻す効果。
除去として使うには《トラップ・トリック》や《絶対王 バック・ジャック》などの通常罠サポートを受けられ、「ゾーンを選ばない」かつ「後出しでもバウンスが打てる」《強制脱出装置》の劣化版。
このカードの利点を挙げるならば、《ドカンポリン》自身も手札に戻るため、モンスターゾーンと手札を往復させる、いわゆる「セルフバウンスループ」が組みやすい点にあります。
…とは言うけど、そこまでして手札に戻す意味のあるモンスターなんているの?
というわけで今回は、思わず《ドカンポリン》を使いたくなっちゃうようなモンスターを紹介していきます!
ドカンポリンは はねる を つかった!
《鉄騎龍ティアマトン》
星4 闇属性【ドラゴン族/特殊召喚/効果】
ATK 2000 / DEF 0
このカードは通常召喚できず、このカードの①の効果でのみ特殊召喚できる。このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:3枚以上のカードが同じ縦列に存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。このカードと同じ縦列の他のカードを全て破壊する。
③:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードと同じ縦列の使用していないゾーンは使用できない。
同じ縦列にカードが3枚以上あると手札誘発で特殊召喚し、同じ縦列のカードを破壊&ゾーン使用不可を与える《ティアマトン》。
チェーン1:《ティアマトン》①効果発動
チェーン2:《ドカンポリン》発動、《ティアマトン》を出そうとしているモンスターゾーンを指定
逆順処理で解決され、《ティアマトン》が特殊召喚されます。
忘れがちですが、②の破壊効果は①の特殊召喚とは別チェーン。そのため、《ドカンポリン》と再度チェーンブロックを組みます。
チェーン1:《ドカンポリン》効果発動(強制効果)
チェーン2:《ティアマトン》②効果発動
これにより、自分と同列のカードを破壊した《ティアマトン》は手札に戻り、(次のターン以降ですが)効果を再利用できます。
その分、同じ縦列を使用不可にするロック効果は消えてしまうので、一長一短かな?
ありがちな「EXモンスターゾーンの相手モンスターを除去したら、その後の展開でもう片方のEXモンスターゾーンを使われてしまった」なんて自分の首を絞める状況もケアできますね。
え?そんなアホはいない?そんな馬鹿な……
《No.29 マネキンキャット》
R4 光属性【獣族/エクシーズ/効果】
ATK 2000 / DEF 900
レベル2モンスター×2
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを相手フィールドに特殊召喚する。
②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、相手フィールドにモンスターが特殊召喚された場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターと種族または属性が同じモンスター1体を自分の手札・デッキ・墓地から選んで特殊召喚する。
相手の特殊召喚に反応して、相手モンスターに対応したモンスターを手札・デッキ・墓地から引きずり出す《マネキン》。
コンボ用になりがちのため、欲しいモンスターを特殊召喚してすぐリンク素材に…なんてなりがちですが、《ドカンポリン》と合わせることで「手札に持っておきたいモンスター」を回収することができ、相手ターンにも維持するうまみが作れます。
一例としては……
①《星遺物-『星槍』》
リンクモンスターの戦闘時に相手だけマイナス3000する《星槍》。
手札に握っておくことで《マネキン》自身を守る術にもなりますね。
また、忘れがちな効果ですがお互いのフィールドにレベル1の「星遺物トークン」を出す効果もあり、こちらも《マネキン》本体との相性◎。
②《魔神儀‐タリスマンドラ》《魔神儀‐キャンドール》
デッキからの特殊召喚時に儀式モンスター(魔法)をサーチする2体の魔神儀。
こいつらを《ドカンポリン》すると、(次のターン以降ですが)確実に効果が使えます。
例:《タリスマンドラ》
《マネキン》効果でデッキから《ドカンポリン》指定場所へ特殊召喚。
チェーン1:《ドカンポリン》効果発動。
チェーン2:《タリスマンドラ》自身の②効果発動。
逆順解決され、デッキから好きな儀式モンスターを手札に加えた後に手札に戻ります。
つまりこの時点で、手札には儀式モンスター+《タリスマンドラ》のセットが揃い、次のターンには「手札から儀式モンスターを見せて自身を特殊召喚する」《タリスマンドラ》の①効果が使えるので、デッキから《キャンドール》を特殊召喚し儀式を行うためのセットが揃います。
③《嵐征竜‐テンペスト》
どうしても《テンペスト》の手札効果が使いたいんだ!という場合の選択肢。
そうじゃない場合は《マネキン》で呼び出すだけで相手のエンドフェイズに勝手に手札に帰ってきますからね笑
《原始生命態ニビル》
星11 光属性【岩石族/特殊召喚/効果】
ATK 3000 / DEF 600
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手が5体以上のモンスターの召喚・特殊召喚に成功したターンのメインフェイズに発動できる。自分・相手フィールドの表側表示モンスターを全てリリースし、このカードを手札から特殊召喚する。
その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)1体を特殊召喚する。このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。この効果は相手ターンでも発動できる。
先行ぶん回し展開に一石どころか隕石を投じてきた《ニビル》。
1.《ニビル》自身をバウンスして、次のターン以降も相手の展開に備える。
2.原始生命態トークンをバウンスして、相手場を空にする。
この2択が取れるのは、《ドカンポリン》ならではの選択肢ですね。
効果の都合上《氷結界の虎王 ドゥローレン》《霞の谷の雷神鬼》などの有名なセルフバウンスモンスターとは併用が難しい《ニビル》をセルフバウンスする数少ない手段です。
終わりに
いかがでしたか?《ドカンポリン》、使ってみたくなった人が1人でもいれば嬉しいです。
冗長になるので省略しましたが、上で取り上げたカード以外にも
・【壊獣】、《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》、《サタンクロース》
・《トーチ・ゴーレム》
・【未開域】
・《ハイバネーション・ドラゴン》
などなど、《ドカンポリン》で戻してうまみのあるカードはまだまだたくさんあります!
それでは!
おまけ:質問箱置いときます
ブログへの質問や「このカードを取り上げてほしい!」「デッキへのアドバイスが欲しい!」なんかを募集します!
答えれる数には限りがありますが、今後の参考にもしたいので、宜しくお願いします。