しゅがーの(遊戯王)ブログ

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【遊戯王】新規カード《キャッチ・コピー》は万能サーチ足り得るか!?【カード考察】

皆さんこんにちは、しゅがーです。

 

またしても遊戯王公式がTwitterで「IGNISION ASSALT」収録の新規カード《キャッチ・コピー》を紹介しましたね。

遊戯王.jpいらなくない…?

 

公開直後、早くもTwitterでは

 

「めちゃくちゃ強いカードが来た!」

「相手依存だからクソ弱いだろ」

「こんな強いカード出されると萎える」

「結局使われなそう」

 

などなど、賛否が入り乱れており、気になるところですね。

 

それでは、さっそく見ていきましょう! 

 

 

《キャッチ・コピー》

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【通常罠】
このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できない。
①:相手の効果によって、相手がドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加えた場合に発動できる。自分はデッキからカード1枚を選び、お互いに確認して手札に加える。このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果の発動ができない

 

僕は否定派

正直、盛り上がりに反して、言うほど強くないな!?と思っています。

 

《クリッター》

《黒き森のウィッチ》

《妖醒龍ラルバウール》、

《左腕の代償》

《トラップ・トリック》

さらに各種カテゴリサーチ、種族サポートカードが多数存在する今の遊戯王で、3つの制約を受けながらサーチしたいほどのカードがあるのかといわれると……

 

事実上の万能サーチである《ライトロード・ドミニオン キュリオス》で相手モンスターに自爆特攻した方が早いんじゃないか、という印象です。

自爆特攻できるほど相手モンスターが強くなければビートダウンで勝てちゃいますしね。

 

手段 ⇔ 目的

 公開直後から、Twitterを眺めていると色々なアイディアを見かけました。

その中でも、特に”相手の効果によって”という部分が足を引っ張るようで、

 

「Aを使ってBを送り付けて効果を起動させて……」

 

 というタイプの案が多いように見えました。

 

公開当初、僕も同じように色々な送り付けカードを探していました。

 

でも、気づいたんです。

 

①デッキの根幹 ← 触りたいカード

《キャッチ・コピー》 ← ①を触るためのカード

《キャッチ・コピー》にアクセスするカード

④手札に加える強制効果を持つカードA ← ②の発動条件を相手に満たさせるためのカード

⑤④にアクセスするためのカードA'

⑥相手にコントロールを押し付けるカードB ← ④の効果を”相手に”発動させるためのカード

⑦⑥にアクセスするためのカードB'

 

デッキの根幹へのアクセス       :《キャッチ・コピー》1種

《キャッチ・コピー》を使うためのカード:A、A'、B、B'の4種+α

 

手段と目的が入れ替わってるな……?

 

《キャッチ・コピー》はあくまで「必要なカードにアクセスするカード」なんです。

《キャッチ・コピー》の発動は手段であって目的ではないんです。

手札に加わった瞬間に他のカードの影響を一切受けずに勝利する《アルティメットエグゾディア》みたいなカードが居るなら話は別ですが……

 

「それ〇〇で良くないですか?」はイチャモンとして挙げられがちですが、特定のカードに拘り過ぎて、「そのカードで何をしたかったのか」は見失わないように気を付けたいですね。

 

例) 永続魔法カードのサーチがしたい!

相手に送りつけて効果起動させる

《キャッチ・コピー》の発動トリガー踏むための専用カード」

を使用したコンボ(上記④~⑦で4枚使う)

同じ枚数を使って素材4体の《塊斬機ダランベルシアン》をX召喚した方がお手軽じゃないか…?

など。

 

手のひら大回転

 じゃあ、《キャッチ・コピー》は弱いカードなのか?というと、一概にそう言い切ることも出来ません。

 

最初の項で挙げた

《クリッター》とか汎用サーチがたくさんある中で使うカードではないよね」

 

は、裏を返せば

「相手も同じカードが使える」

 

つまり

《キャッチ・コピー》の発動チャンスは専用コンボを組まなくても意外とありそう」

 

ということにもなります。

 

例えば…

 

自分が

《水晶機巧-ハリファイバー》リクルートしてきたチューナー、カードを1枚伏せてエンド!」

なんて状況に対して、相手が

《聖騎士の追想ゾルデ》をリンク召喚、リンク召喚時の効果で戦士族モンスターを1枚サーチ!」

という1手目を打ってきた、なんて経験は皆さんあるんじゃないでしょうか。

 

このときに自分が伏せていたカードが《キャッチ・コピー》であれば、既に発動条件を満たしています。

また、伏せたのが《トラップ・トリック》の場合でも、

 

チェーン1:《イゾルデ》効果

チェーン2:《トラップ・トリック》《キャッチ・コピー》セット

 

とすれば、チェーン1の《イゾルデ》解決後に《キャッチ・コピー》発動ができます。

 

こう書くと、テキストの条件から想像するより発動は容易そうです。

 

ただし、相手がサーチを行ったということは、その分相手のデッキは回るということなので(当然)、サーチするカードの見極めはしっかり行いたいですね。

 

「コンボ必須パーツを加えたばっかりに盤面を返せなくなった…他のカードを加えておけば……」

 

なんて経験はしないようにしたいところです。

 

また、初手に欲しい余りに3枚入れると、終盤の勝負を左右する段階でトップドローして悲しい思いをしかねないので、そこはデッキと要相談ですね。

 

総括

今回の新規カード《キャッチ・コピー》、つまりまとめるとこういうことになります!

 

① 発動条件、加えたカードに制約が多い

② ①の割には発動が容易そう

③ ②から、専用特化コンボを仕込むと却ってうまみが減りそう

 

余談:そのカードが「それ自体が活躍するカード」なのか「他のカードを活かすためのカード」なのか見極めて、手段と目的を見失わないこと

 

終わりに

連日の新カードで盛り上がる反面、前の記事でも危惧した通りパック内のバラバラ具合は加速していますね……

 

まだまだ未公開カードは多いので、今後に期待ですね。

 

それでは。