【遊戯王】獣戦士族新テーマ、「戦華」公開!テーマは三国志!?【カード考察】
皆さんこんにちは、しゅがーです。
「Twitterでばっかりカード公開してるなら遊戯王.jpいらなくない?」
「1枚ずつチマチマ公開するな」
「月・水・金投稿にしたいのにブログ毎日投稿になっちゃう匂いがするな~(ヘラヘラ)」
なんて言ってたら
遊戯王.jpで「IGNITION ASSALT」収録の新カードが水曜日に9枚も公開されました。
……ぼくのようぼうにこたえてくれるなんて、KONAMIさんはやさしいなあ。
新テーマ「戦華」とは?
今回の記事で紹介する「戦華」。
基本的な要素をまとめました。
①獣戦士族テーマ
②永続魔法&罠と関連した効果を持つ
③三国志テーマであり、原典の軍勢ごとに属性が分かれている
まずは最初の2つ。
①獣戦士族テーマ
②永続魔法&罠と関連した効果を持つ
……どこかで覚えがありますね。
戦華、バーッと目を通した感じ「10期基準スペックになって再登場した炎星」って印象
— しゅがー (@Sugar_fool) October 2, 2019
そう、「炎星」です。
LINK VRAINS PACK 2では《炎星仙-ワシンジン》が登場し、炎舞コストの概念を覆したり、海外パックでは儀式モンスターや融合モンスターなどの新規カードが登場してるなど、最近何かと注目されていた「炎星」。
③三国志テーマであり、原典の軍勢ごとに属性が分かれている要素を持つ「戦華」。
どちらも中国要素モチーフのテーマだけに、背景ストーリーでの関係なんかが出てくるのか非常に気になりますね。
水属性の「戦華」
《戦華の仲-孫謀》
星4 水属性【獣戦士族/効果】
ATK 1800 / DEF 500
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに他の「戦華」モンスターが存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
②:自分の手札・フィールドからカード1枚を墓地へ送って発動できる。デッキから「戦華の仲-孫謀」以外の「戦華」モンスター1体を手札に加える。
③:このカード以外の自分の「戦華」モンスターの効果が発動した場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
《戦華の美-周公》
星4 水属性【獣戦士族/効果】
ATK 1600 / DEF 1600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの永続魔法・永続罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送り、デッキから「戦華」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:このカード以外の自分の「戦華」モンスターの効果が発動した場合、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
《戦華の妙-魯敬》
星4 水属性【獣戦士族/効果】
ATK 700 / DEF 2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの永続魔法・永続罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送り、そのカードとはカード名が異なる「戦華」魔法・罠カード1枚を自分の墓地から選んで手札に加える。
②:このカード以外の自分の「戦華」モンスターの効果が発動した場合、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
雑感
まずは水属性の「戦華」。
・デッキから「戦華」モンスターをサーチする《孫謀》
・デッキから「戦華」魔法罠をサーチする《周公》
・墓地から「戦華」魔法罠を回収する《魯敬》
いずれも星4のため、デッキエンジンとしての仕事を主に担うカード群になりそうです。
また、フィールドにいる間もそれぞれ強力な効果を持っています。
《孫謀》
・他の「戦華」がいる限り、《孫謀》を攻撃できない
・他の「戦華」が効果を発動した場合に、相手モンスターをバウンス
《周公》
・他の「戦華」が効果を発動した場合に、相手モンスターの効果を無効化
《魯敬》
・他の「戦華」が効果を発動した場合に、相手フィールドの魔法罠を1枚破壊
3体並んだ状態でどれか1体が効果を発動すれば、連鎖的に他の2体も効果は発動できるため、
「相手モンスター1体をバウンス、1体を効果無効、魔法罠を1枚破壊」
と、一気に3枚のカードに触ることができます。
ステータスの面も優秀であり、水属性・星4・獣戦士族。
《炎舞-「天キ」》からサーチして《レッド・リゾネーター》から出力することで《氷結界の虎王ドゥローレン》をS召喚できます。
①《天キ》で《周公》をサーチ
②《レッド・リゾネーター》召喚。効果で《周公》を特殊召喚。
③《周公》効果で《天キ》を墓地へ送り「戦華」魔法罠をサーチ
④《レッド》+《周公》で《ドゥローレン》
最初に使った《天キ》も無駄にならず、スマートな動きができます。
後述の「戦華」魔法罠は(現状)永続魔法、罠のみのため、ドゥローレンのセルフバウンスと相性がいいのも考え甲斐がありそうです。
風属性の「戦華」
《戦華の徳-劉玄》
星4 風属性【獣戦士族/効果】
ATK 1400 / DEF 1200
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに他の「戦華」モンスターが存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
②:相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、自分の手札・フィールドからカード1枚を墓地へ送って発動できる。デッキから「戦華の徳-劉玄」以外の「戦華」モンスター1体を特殊召喚する。
③:このカード以外の自分の「戦華」モンスターが戦闘を行う場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。
《戦華の義-関雲》
星7 風属性【獣戦士族/効果】
ATK 2500 / DEF 1800
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドにのみモンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの他の「戦華」モンスターは相手の効果の対象にならない。
③:相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
《戦華の雄-張徳》
星7 風属性【獣戦士族/効果】
ATK 2700 / DEF 900
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「戦華」モンスターが2体以上存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードの攻撃力は自分ターンの間、相手フィールドのモンスターの数×300アップする。
③:相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合に発動できる。このターン、このカードは1度のバトルフェイズに2回までモンスターに攻撃できる。
雑感
続いて、風属性の「戦華」。
前述の水属性がアドバンテージを獲得する効果であったのに対して、こちらは主にアタッカー気質な効果を持っています。
・「戦華」の戦闘時に1枚ドローする《劉玄》
・《サイバー・ドラゴン》条件で特殊召喚され、「戦華」に効果対象耐性を付与する《関雲》
・「戦華」が2体以上いれば特殊召喚され、相手モンスターの数に応じて攻撃力と攻撃回数が増加する《張徳》
《劉玄》以外の2体はどちらも星7のため、一見すると重いカードですが、特殊召喚条件は容易のため、序盤から高打点でビートダウンをかけれるように思えます。
……殴り特化だとあまり書くことないですね。
「戦華」の魔法・罠
《戦華史略-三顧礼迎》
【永続魔法】
このカードは発動後、2回目の自分スタンバイフェイズに墓地へ送られる。このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに、自分が「戦華」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターとはカード名の異なる「戦華」モンスター1体をデッキから手札に加える。
②:このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる。手札から「戦華」モンスター1体を特殊召喚する。
《戦華史略-孫劉同盟》
【永続魔法】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの「戦華」モンスターの属性が2種類以上の場合、属性を1つ宣言して発動できる。宣言した属性を持つ相手フィールドの全てのモンスターはターン終了時まで効果を発動できない。
②:相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、または自分が「戦華」モンスターの効果を発動した場合に発動できる。自分フィールドの全ての「戦華」モンスターの攻撃力はターン終了時まで、自分フィールドの「戦華」モンスターの数×300アップする。
《戦華史略-長坂之雄》
【永続罠】
このカード名の②③の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分の「戦華」モンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法&罠カードを発動できない。
②:相手のバトルフェイズ開始時に、魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。このターン、相手は「戦華」モンスターを攻撃対象に選択できない。
③:相手モンスターの攻撃宣言時に、墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「戦華」モンスターを特殊召喚する。
雑感
最後に、「戦華」魔法罠の紹介です。
現状公開されているカード群はいずれも永続魔法・永続罠です。
水属性「戦華」の効果を考えると、今後も永続しか出ないんですかね。
海外でフィールド魔法が出た炎星の前例もあるので、期待したいところ。
さて、肝心のテキストですが
《三顧礼迎》
・発動後2回目のスタンバイフェイズに墓地へ(デメリット)
・「戦華」モンスターの召喚・特殊召喚時に、デッキから同名以外の「戦華」をサーチ
・魔法罠ゾーンから墓地へ送られたら、手札から「戦華」を特殊召喚
《孫劉同盟》
・「戦華」が2属性以上場にいる場合、宣言した属性のモンスター効果を相手が発動できなくなる
・相手の特殊召喚、自分の「戦華」モンスターの効果発動に反応して「戦華」の攻撃力アップ
《長坂之雄》
・「戦華」モンスターへ「古代の機械」のような”戦闘時の魔法罠発動不可”を付与
・場から墓地へ送って「戦華」モンスターへ攻撃できない制約をつける
・墓地から除外して、デッキから「戦華」特殊召喚
強い事しか書いてない、ハイパー炎舞って感じですね。
《天キ》くんもチマチマ攻撃力100上げてる場合じゃないよ。
サーチ、特殊召喚で「戦華」のアドバンテージ獲得のメインになるだろう《三顧礼迎》。
これにいかに早くアクセスできるかでゲームが大きく変わるタイプのカードであり、デッキから「戦華」魔法罠に触れる《周公》の価値も大きくなりそう。
2回目のスタンバイフェイズに墓地へ送られる事をデメリットのように書いていますが、②効果でサーチした「戦華」を特殊召喚できるので、まったくデメリットになっていないワガママテキストが好みですね。
《霞の谷の雷神鬼》と組み合わせて、《三顧礼迎》自体をバウンスすることでのデメリット回避や、「戦華」モンスター自体をバウンスすることで毎ターン確実に《三顧礼迎》のサーチ効果を起動するなど、悪だくみもはかどります。
《孫劉同盟》はあの《真竜皇V・F・D》相当の「属性を範囲とした効果発動不可」が非常に強力です。そんな簡単に使えていい効果じゃないんだけどなあ……?
攻撃力アップも「戦華」の数×300と高く、《孫劉同盟》の攻撃力アップに手をこまねいて「戦華」を処理できないでいると、追加の「戦華」が並んできていつの間にかとんでもない攻撃力のモンスター群にビートダウンされそうです…
《長坂之雄》は「戦華」戦闘時に魔法罠発動不可を与えるカード。
ビートダウンデッキだからと言って《ミラーフォース》のような攻撃反応型の罠で一気に処理できなくなるのは、《孫劉同盟》と合わさると非常に強力。
「戦華」を攻撃対象に出来ない効果は、自分フィールドが「戦華」しかいなければ実質的なバトルフェイズスキップになるものの、フィールドから墓地へ送る必要があるため、発動タイミングはしっかり見極めていきたいですね。
攻撃対象に出来ない効果を使わせないために、メインフェイズ中に《長坂之雄》を除去するとデッキから「戦華」がリクルート可能になるのは強力どころか至れり尽くせりすぎてビックリしますね……
終わりに
枚数が枚数なので若干駆け足ぎみの紹介になりましたが、如何だったでしょうか!
正直、テキスト公開当初は「炎星」の2番煎じっぽくて使う気でないなあ…なんて言ってたんですが、この記事を書いているうちに魅力を感じてきました。
記事内で書いたようなセルフバウンス軸で、デッキを考えてみたいなあ、なんて思っています。
「いずれ紹介したいですね」って言ってるデッキが溜まってきた気もするので、そろそろ新カード情報の公開を控えてほしいな…なんて思います。
それでは!