【遊戯王】《フェイバリット・ヒーロー》など、HEROサポート新規カード登場!貴方の”マイフェイバリットヒーロー”は誰ですか?【カード考察】
デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編6-の新規カードが複数公開されました。
今回はその中でも「HERO」関連、遊城十代のカードを特集していきます!
1.《E・HERO サンライザー》
星7 光属性【戦士族/融合/効果】
ATK 2500 / DEF 1200
属性が異なる「HERO」モンスター×2
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ミラクル・フュージョン」1枚を手札に加える。
②:自分フィールドのモンスターの攻撃力は、自分フィールドのモンスターの属性の種類×200アップする。
③:このカード以外の自分の「HERO」モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
①~③の3つの効果で、「HERO」モンスターたちの戦いをサポートするデザインになっていることや、名前が遊戯王GXのEDである「太陽」を連想させる「サンライズ(日の出)」である点など、遊城十代本人をイメージしてデザインされたカードなのでしょうか。
①効果で「E・HERO」大量展開!!
なんと《ミラクル・フュージョン》をサーチする効果を持っており、リンク先さえ準備していれば《E・HERO サンライザー》の融合召喚に使用された素材をそのまま使い、2体目のHEROを融合召喚し、一気に攻めていくことが出来る攻撃的なカード。
流石にカード名称でターン1がついているので、持ってきた《ミラクル・フュージョン》で2体目の《E・HERO サンライザー》を出して2枚目の《ミラクル・フュージョン》を~…のような使い方はできませんね。
「このカードが特殊召喚に成功した場合に~」と書いてありますが、それ以前にこのカードは融合召喚でしか特殊召喚できません。「融合召喚に成功した場合に~」で良かったような気がしないでもないですね。
②効果は全体強化!一気に攻め込め!
フィールドに居る場合の永続効果として、自分フィールドのモンスターの属性の種類×200ポイントだけ、自分フィールドのモンスターの攻撃力をアップします。
参照する属性も、それによって強化される先も「HERO」カードでなくても良いので、展開のために準備したリンクモンスターまでまとめて強化できるのは嬉しいですね。
リンクモンスター、《E・HERO サンライザー》、《ミラクル・フュージョン》で出すHERO
この3体の属性をバラバラにするだけで、攻撃力が600アップ!
《E・HERO サンライザー》本人ですら攻撃力3100と、あの《青眼の白龍》を(若干ですが)上回る数値になります。
③効果で相手の切り札を粉砕!
自身以外の「HERO」モンスターの攻撃宣言時にフィールドのカード1枚を破壊することができます。
モンスターだけでなく「フィールドのカード」を指定している為、《幻影霧剣》を始めとした厄介な防御魔法罠や、セットされたまま正体が見えないカードを破壊することも出来る便利な効果。
こちらも名称ターン1がついている効果のため、「HERO」モンスターを並べて大量破壊!とはできませんが、《E・HERO サンライザー》が①効果でもう1体の「E・HERO」をほぼ確実に準備しておけることを考えると、やりすぎでない丁度いい効果ではないでしょうか。
総括
①~③効果全てが「HERO」モンスターサポートになっている珍しいタイプの融合HEROモンスター。
ただし、自身のステータスも攻撃力2500と、その他融合HEROに劣らないステータスを持っている為充分に出す価値はあります。
融合素材も、属性が異なる「HERO」モンスター×2と非常に緩く、《E・HERO エアーマン》で風属性以外のHEROを手札に加えればすぐに融合召喚を行える(別途《融合》は必要)ことから、手軽さに反してゲームを一気に押し進めることが出来るのではないでしょうか。
2.《フェイバリット・ヒーロー》
【装備魔法】
レベル5以上の「HERO」モンスターにのみ装備可能。このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のフィールドゾーンにカードが存在する場合、装備モンスターは、攻撃力が元々の守備力分アップし、相手の効果の対象にならない。
②:自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動できる。自分の手札・デッキからフィールド魔法カード1枚を選んで発動する。
③:装備モンスターの攻撃で相手モンスターを破壊した場合、このカードを墓地へ送って発動できる。その攻撃モンスターはもう1度だけ続けて攻撃できる。
あの「スカイスクレイパー・シュート」を再現!!
装備されたレベル5以上の「HERO」モンスターへ
・攻撃力が元々の守備力分アップ
・相手の効果対象にならない
・相手モンスターを破壊した場合に連続攻撃
・バトルフェイズ開始時にデッキからフィールド魔法発動
と4つの強力な効果を付与する装備魔法。
バトルフェイズにフィールド魔法を発動する効果は、遊戯王GXでも有名な遊城十代VSクロノス先生の卒業デュエルにおいて、バトルフェイズに《終焉の地》によって《摩天楼-スカイスクレイパー-》が発動され《E・HERO フレイム・ウィングマン》がフィニッシャーになったシーンのオマージュなのでしょう。
キャラクターデッキにありがちな、汎用魔法罠やモンスター効果に屈するという点も①効果による効果対象耐性で回避しており、アニメファンに優しく、かつ強いカードになっています。
余談
このカードが公開された当初、Twitterで次のような趣旨のツイートを見かけました。
《フェイバリット・ヒーロー》という名前でアニメGXを意識した効果ながら、
装備対象を「レベル5以上の「HERO」モンスター」と緩くしてある点は、
みんなの思い入れのあるHEROが「マイフィバリット・ヒーロー」ということなのでは?
素晴らしい意見だなと思いました。
そういった想像の余地があり、使用するプレイヤーそれぞれで違った味が出るカードはになりそうですね。
ちなみに僕自身は《E-HERO マリシャス・ベイン》に装備したいなと考えていました。
星8 炎属性【悪魔族/融合/効果】
ATK 3000 / DEF 3000
「E-HERO」モンスター+レベル5以上のモンスター
このカードは「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる。このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのこのカードは戦闘・効果では破壊されない。
②:自分メインフェイズに発動できる。このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ相手フィールドのモンスターを全て破壊し、このカードの攻撃力は破壊したモンスターの数×200アップする。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「HERO」モンスターでしか攻撃宣言できない。
ただでさえ強力な破壊耐性を持っている《E-HERO マリシャス・ベイン》に効果対象耐性を付与して、除外・バウンスにも対応。
さらに②効果で参照するのは元々の攻撃力でないため、攻撃力6000以下の相手モンスターを全て破壊し、破壊したモンスターの数×200ポイント攻撃力をアップできます。
フィールド魔法を発動する効果で《覇王城》を発動しておけば、万が一6000+αの攻撃力になった《E-HERO マリシャス・ベイン》を超える攻撃力のモンスターに戦闘を仕掛けられた場合でもさらに強化することが出来ます。
その他にも《M・HERO ダーク・ロウ》に装備することで
・攻撃力4200(効果対象耐性付き)
・《マクロコスモス》内蔵
・サーチ効果対策持ち(ランダムハンデス)
なんてモンスターを作り出すことも出来ます。
フィールド魔法発動効果で《魔鍾洞》なんて発動されたら……恐ろしいですね。
3.《マジスタリー・アルケミスト》
【通常罠】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、「HERO」モンスター4体を除外し、自分の墓地の「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する。「地」「水」「炎」「風」の全ての属性を除外して発動した場合には、この効果で特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力は倍になり、相手フィールドの全ての表側表示のカードの効果は無効化される。
アニメ遊戯王GX 三幻魔戦のクライマックスを再現!
イラストに描かれた《幻魔皇ラビエル》と、大剣を持っている《E・HERO エリクシーラー》の姿から、アニメ遊戯王GX1年目のクライマックスである三幻魔戦を再現するカードであることがわかります。
アニメでは《ミラクル・フュージョン》で《E・HERO エリクシーラー》が融合召喚され、アニメ効果の《賢者の石-サバティエル》によって攻撃力が5倍にすることで《幻魔皇ラビエル》を戦闘破壊しながら決着をつけました。
その再現として、《ミラクル・フュージョン》に近い効果を内蔵し、《E・HERO エリクシーラー》の融合素材である《E・HERO フェザーマン》《E・HERO バーストレディ》《E・HERO バブルマン》《E・HERO クレイマン》に該当する属性を除外すると攻撃力が倍になり、相手フィールドの表側表示カードの効果を無効化できます。
流石に攻撃力5倍は再現されませんでしたが、それを補って余りある、相手フィールドの表側表示カードの無効化はとても強力ですね。
《双穹の騎士アストラム》のような、非常に強力な戦闘耐性を持つモンスターも一方的に破壊することが出来ます。
まとめ
これまでのレジェンドデュエリスト編に収録されてきたカードは、各カテゴリの足りない部分を補うカードが多かったですが、「HERO」は既に強力なカードが多数あるおかげか、アニメシーンの再現にかなり力の入ったカードデザインになっていますね。
過去には《暗黒の召喚神》で三幻魔が、レジェンドデュエリスト編2では【古代の機械】が強化されていることから、互いにそういったデッキを持ちよって戦ってみるのも面白いかもしれません。
それでは!
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