【遊戯王】シャドールストラク新規カード公開!《エルシャドール・アプカローネ》は新規シャドール融合モンスター!!【新カード考察】
12月7日発売の「シャドール」をテーマにしたストラクチャ―デッキ、
ストラクチャ―デッキ-リバース・オブ・シャドール- に新規収録されるカードが公開されました!
このストラクチャ―デッキは、2019年夏に行われたテーマ投票1位をとったテーマを扱うだけに、普段の新規ストラクチャ―デッキよりもプレイヤーの期待・関心が高いように感じます。
ちなみに最終結果は下の通り。まさかの対抗馬が三幻魔だったのは驚きですね。
それでは、早速新規カードの情報を見ていきましょう!
1.《エルシャドール・アプカローネ》
(1)ステータス・効果
星6 闇属性【魔法使い族/融合/効果】
ATK 2500 / DEF 2000
属性が異なる「シャドール」モンスター×2
このカードは融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードの効果を無効にする。
②:このカードは戦闘では破壊されない。
③:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。自分のデッキ・墓地から「シャドール」カード1枚を選んで手札に加える。その後、手札を1枚選んで捨てる。
融合召喚の条件は属性の異なる「シャドール」モンスター×2。
後述する新規カード《影依の巫女 エリアル》を除いて、メインデッキに入る「シャドール」モンスターは闇属性で統一されています。
今後のストラクチャーデッキ新規カードで《影依の巫女 エリアル》以外に闇属性以外の「シャドール」モンスターが増えない場合、基本的には「シャドール融合モンスター」+「シャドール」モンスターという形になりそうです。
①の効果は、 特殊召喚に成功した場合にフィールドの表側表示のカード1枚を対象として効果を無効にします。
効果発動のタイミングは融合召喚に限らず特殊召喚時全般にわたるため、《戦線復帰》などの汎用カードを用いた墓地からの特殊召喚でも発動可能です。
この効果には「ターン終了時まで~」のような記載がないため、永続的に無効にし続けることが出来ます。
上記の汎用カードによる相手ターンの特殊召喚や、②の戦闘破壊耐性と組み合わせると相手の攻め手を確実に一手ずつ妨害していくデザインなのでしょうか。
③効果は自身が墓地へ送られた場合、デッキ・墓地の「シャドール」カードと手札を入れ替える効果。
②効果による戦闘耐性があるため、効果除去もしくは《エルシャドール・アプカローネ》自身を融合素材にした場合に使うことになるでしょう。
戦闘破壊耐性を利用して、あらかじめ《超融合》をセットしておき、効果除去にチェーンする形で相手モンスターを巻き込んだ融合召喚が出来ると良いですね。
(2)基になったモンスターは?
水属性・レベル6 ATK 2500 / DEF 2000のステータスと、何よりその見た目から《イビリチュア・マインドオーガス》がシャドール化した姿ではないかと推測されています。
(※画像は遊戯王.jpを参照)
イラスト上部、《リチュア・エリアル》と思われる人型部分が掲げている《リチュアの儀水鏡》にはセイクリッドの紋章のようなラインが描かれています。
同じく「セイクリッド」と「リチュア」をつなぐ存在としては、《セイクリッド・ハワー》が《リチュアの儀水鏡》の力で補助されて《ヴェルズ・ウロボロス》《ヴェルズ・オピオン》《ヴェルズ・バハムート》の三体を取りこんだ《ヴェルズ・ケルキオン》がいますが、両者の関係性が気になるところですね……
(3)《影依の原核》は非対応
属性の異なる「シャドール」モンスター×2 と、「シャドール」融合体にしては手間のかかる融合素材が指定されている《エルシャドール・アプカローネ》。
「シャドール」融合モンスターの属性代用といえば、登場初期から存在する強力なサポートカードである《影依の原核》ですが《エルシャドール・アプカローネ》の融合素材を代用することはできません。
《影依の原核》のテキストを見てみましょう。
【永続罠】
①:このカードは発動後、効果モンスター(魔法使い族・闇・星9・攻1450/守1950)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたこのカードは、「シャドール」融合モンスターカードに記された属性の融合素材モンスターの代わりにできる。このカードは罠カードとしても扱う。
②:このカードが効果で墓地へ送られた場合、「影依の原核」以外の自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
《影依の原核》で代用可能な属性は、「シャドール」融合モンスター側で指定してある属性のみ。(例:ネフィリム⇒光、エグリスタ⇒炎 など)
今回の融合素材の指定は属性の異なる「シャドール」モンスター×2であるため、この条件には当てはまりません。
《影依の原核》自身が闇属性モンスターとして特殊召喚されるため、全く融合素材に出来ない訳ではありませんが、注意が必要です。
2.《影依の巫女 エリアル》
(1)ステータス・効果
星4 水属性【サイキック族/リバース/効果】
ATK 1000 / DEF 1800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードがリバースした場合、除外されている自分の「シャドール」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
②:このカードが効果で墓地へ送られた場合、お互いの墓地のカードを合計3枚まで対象として発動できる。そのカードを除外する。
メインデッキに入る闇属性以外の唯一(※1)のシャドールモンスター、《影依の巫女 エリアル》。
(※1)2019年10月22日時点
サイキック族のリバースモンスターであり、リバースした場合に除外されている「シャドール」を表側守備表示、または裏側守備表示で特殊召喚する効果を持っています。
現在の「シャドール」カテゴリ内のカードには能動的に除外してアドバンテージを得る効果はなく、《影依の巫女 エリアル》自身の②効果依存になってしまいます。
「シャドール」カテゴリ以外のカードであれば、魔法使い族専用《ミラクル・フュージョン》ともいえる《円融魔術》を始めとして様々なカードが挙げられますが……
むしろこの効果の登場によって、まだ公開されていないストラクチャーデッキ新規カードに「シャドール」専用《ミラクル・フュージョン》のような効果を内蔵したカードがあるのではと推測できますね。
②は「シャドール」特有の効果で墓地へ送られた場合に発動する効果。自分・相手の墓地から合計3枚のカードを除外することが出来ます。
①効果と合わせて単体完結しているというメリットの反面、他に除外に関連するカードがないため、現状の【シャドール】デッキに採用されるか怪しいところがあります。
《サブテラーの継承》を擁するリバースモンスター主軸のデッキにおいては、好きなタイミングで墓地へ送り相手の墓地を除外することによる妨害札として機能しそうです。
(2)基になったモンスターは?
《エルシャドール・アプカローネ》が《イビリチュア・マインドオーガス》を基にしていることからも、「セイクリッド」「ヴェルズ」時代のデュエルターミナル世界で《イビリチュア・マインドオーガス》の素材になった《リチュア・エリアル》でしょう。
デュエルターミナル世界の背景設定として、”基になったモンスターを模した姿だけがシャドールとして現世を独り歩きしているモノである”というものがあります。
基になったモンスターはこの間、「インフェルノイド」の意匠に見られる真空管のようなポッド内に保管されているそうです。《影依の巫女 エリアル》も同様に真空管のような何かに閉じ込められている様子がイラストになっています。
このことから、《リチュア・エリアル》または《イビリチュア・マインドオーガス》が真空管に囚われ、その写し身が《エルシャドール・アプカローネ》になっていると推測できます。
また、種族がサイキック族になっていることから、後に《影霊衣の巫女 エリアル》となるモンスターではないでしょうか。
同様の背景を持つモンスターとして、《エルシャドール・ミドラーシュ》になっていた《ガスタの巫女 ウィンダ》が、後に《精霊獣使い ウィンダ》として登場しています。
《精霊獣使い ウィンダ》と《影霊衣の巫女 エリアル》が共に「インフェルノイドの真空管から解放された存在である」とマスターガイド5に明記されていることから、《影依の巫女 エリアル》は「インフェルノイドの真空管に囚われていた間の《リチュア・エリアル》」なのでしょう。
ストラクチャーデッキ新規カードの残りの枠で、《精霊獣使い ウィンダ》が同様に囚われている姿がカード化される可能性もありますね。
3.まとめ
ストラクチャ―デッキ-リバース・オブ・シャドール-新規カード2種の紹介でした。
このほかにも同時に公開されたカードとして、イラスト違いの《エルシャドール・ネフィリム》がありました。
この新規イラストはストラクチャ―デッキのパッケージにも描かれており、同様にパッケージ記載の《エルシャドール・ミドラーシュ》らしきモンスターも新規イラスト版で収録されるのではないかと期待されています。
遊戯王でのイラスト違い再録は《ブラック・マジシャン》や《青眼の白龍》などの看板級モンスターでないと珍しいため、期待大ですね。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
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