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【遊戯王】《フォーチュンレディ・エヴァリー》考察!最強クラスのレベル7シンクロモンスター!【カード考察】

 

今回はRISING RAMPAGE収録《フォーチュンレディ・エヴァリー》を考察していきます。

 

「フォーチュンレディ」というカテゴリ名を冠していることによって、同時に収録された「フォーチュンレディ」サポートと併用しなくちゃいけないんじゃない?と思っているかもしれません。

 

実はこの《フォーチュンレディ・エヴァリー》、同レベルシンクロモンスターの中でも破格の除去性能を持っています!

 

それでは、早速見ていきましょう!

 

 

 

1.リメイク版《ソリテア・マジカル》!?

 

《フォーチュンレディ・エヴァリー》

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星7 光属性【魔法使い/シンクロ/効果】

ATK ? / DEF ?

チューナー+チューナー以外の魔法使い族モンスター1体以上

このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードの攻撃力・守備力はこのカードのレベル×400になる。

②:自分スタンバイフェイズに発動する。このカードのレベルを1つ上げる(最大12まで)。その後、相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで除外できる。

③:相手エンドフェイズにこのカードが墓地に存在する場合、自分の墓地からこのカード以外の魔法使い族モンスター1体を除外して発動できる。このカードを特殊召喚する。

 

約10年ぶりに登場した「フォーチュンレディ」新規。

イラストは「フォーチュンレディ」が初登場したパック(STARDUST OVERDRIVE)に収録されていたサポートモンスター《ソリテア・マジカル》を彷彿とさせるデザインになっています。

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①はレベルに応じた攻撃力/守備力になる永続効果。

《フォーチュンレディ・ライティーを始めとした旧フォーチュンレディからの共通効果です。

 

上昇値は《フォーチュンレディ・ダルキー》《フォーチュンレディ・アーシー》と同じレベル×400ポイント。

 

シンクロ召喚成功の時点で星7×400=2800確定、後述する②のレベル上昇効果が1回発動した後は星8×400=3200と、同レベル帯のシンクロモンスターの中でもかなり高い攻撃力を持っています。

 

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チューナーと非チューナー両方に素材指定を持つ《天刑王ブラック・ハイランダーや、お世辞にもチューナーが優秀とは言い難い《ニトロ・ウォリアー》でやっと攻撃力2800なのを考えると、非常に優秀なステータスです。

 

 

②は自分スタンバイフェイズに《フォーチュンレディ・エヴァリー》自身のレベルを1上昇する効果。

 

こちらも「フォーチュンレディ」共通効果ではあるのですが…レベル上昇によって受けられる恩恵が対象を取らない相手モンスター1体除外と、他の「フォーチュンレディ」の比ではありません。

 

相手フィールドに1体しかモンスターが居なければ、その効果と前述した高いステータスで相手に大ダメージを与えることが出来ますし、仮にモンスターが複数並んでいても1体で2体分の除去が出来ると考えれば、劣勢時にも強いカードであると言えます。

 

 

そして最も優秀な③効果。

相手ターンのエンドフェイズに墓地に存在する場合、墓地の魔法使い族モンスターを1体除外することで墓地から特殊召喚できます。

 

シンクロ素材に非チューナーの魔法使い族モンスターを指定している為、最低でも1回は効果が使用できるのも優秀なポイントです。

 

これによって、ほぼ確実に《フォーチュンレディ・エヴァリー》がフィールドに存在する状態で自分スタンバイフェイズを迎えられ、前述の②効果によってレベル上昇&相手モンスターを除外。高いステータスを維持し続けます。

 

《PSYフレームロード・Ω》《召喚師アレイスター》《召喚魔術》と相性は抜群。

 

墓地に常に魔法使い族が残り続けるため、毎ターンフィールドに攻撃力3200のモンスターが存在し続けることで、相手に大きなプレッシャーを与えてやりましょう!

 

 

2.③効果を利用してコストを供給!

(1)行動をシャットアウト!《重力崩壊》

 

過去記事の《執愛のウヴァループ》《ゼラの天使》のループコンボでも紹介したカウンター罠《重力崩壊》

sugar-deck.hatenablog.com

 

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カウンター罠

自分フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスター1体を墓地へ送って発動する。相手モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし破壊する。このターンのエンドフェイズ時まで相手はモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する事ができない。

 

毎ターン《フォーチュンレディ・エヴァリー》が墓地から戻ってくるということは、相手はバウンスや除外などの手段で対抗してくるはず。

汎用カードとしては《トロイメア・ユニコーンが良い例ですね。

 

そんな対抗策モンスターの特殊召喚《重力崩壊》で無効にすると、相手はそのターンほぼ身動きが取れなくなります。

 

若干のアンチシナジーな点としては、《重力崩壊》を打つと相手のモンスターゾーンが空になっている状況が多いため、《フォーチュンレディ・エヴァリー》で除外したい相手モンスターも場に残りづらいところ。

 

その場合は攻撃力3200のダイレクトアタックで約半分のLPを削れるので、そこまで気にするほどの要素ではないようにも思えます。

 

 

(2)プレイヤーを守ろう!《強制終了》

 

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【永続罠】

自分フィールド上に存在するこのカード以外のカード1枚を墓地へ送る事で、このターンのバトルフェイズを終了する。

この効果はバトルフェイズ時にのみ発動する事ができる。

 

 《フォーチュンレディ・エヴァリー》がいくら③効果で墓地から特殊召喚し続けられても、肝心のプレイヤーのLPが尽きてしまっては意味がありません。

 

そこで、相手ターンバトルフェイズのスタートステップに《強制終了》によって《フォーチュンレディ・エヴァリー》をコストに墓地へ送ってバトルフェイズを終わらせて自分のLPを守りましょう。

 

残ってしまった相手モンスターも、自分スタンバイフェイズに発動した②効果で除外してしまえば問題ありません。

 

《強制終了》以外で防御面が賄えるのであれば、同様のコストを要求する《闇の増産工場》で手札を増やしていくのも良いですね。

 

 (3)相手の力を利用して逆転!《ダブルマジックアームバインド》

  

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【通常罠】

①:自分フィールドのモンスター2体をリリースし、相手フィールドの表側表示モンスター2体を対象として発動できる。その表側表示モンスター2体のコントロールを自分エンドフェイズまで得る。

 

《フォーチュンレディ・エヴァリー》の他にもう1体モンスターが必要になりますが、《ダブルマジックアームバインド》で相手バトルフェイズ中にモンスターのコントロールを奪うのも効果的です。

 

自分のバトルフェイズには、奪ったモンスター2体と《フォーチュンレディ・エヴァリー》の最低3体で攻撃できるため、相手が出していたモンスター次第ではそのままフィニッシュに持ち込めます。

 

もう1体のコスト用モンスターも魔法使い族にしてしまえば、③効果のコストも同時に調達できるため無駄がりません。

 

 

3.オススメシンクロ素材!

(1)《亡龍の戦慄-デストルドー

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星7 闇属性【ドラゴン族/チューナー/効果】

ATK 1000 / DEF 3000

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードが手札・墓地に存在する場合、LPを半分払い、自分フィールドのレベル6以下のモンスター1体を対象として発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、レベルが対象のモンスターのレベル分だけ下がり、フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。

 

どんなモンスターとも合計レベルを星7に調整する《亡龍の戦慄-デストルドーは相性抜群です。

チューナー側をこのモンスターにするだけで、《フォーチュンレディ・エヴァリー》のシンクロ素材指定である非チューナー側の魔法使い族は好きなモンスターを選択することが出来ます。

 

LPが半分になってしまうので、前述の罠カードとの組み合わせなどで《フォーチュンレディ・エヴァリー》が退けられてガラ空きになったフィールドに攻め込まれてすぐにやられないようにする工夫が必要になります。

 

 

(2)《カオス・ソーサラー

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星6 闇属性【魔法使い族/特殊召喚/効果】

ATK 2300 / DEF 2000

このカードは通常召喚できない。自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。

①:1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その表側表示モンスターを除外する。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

 

《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》が制限解除されてからすっかり見る機会が減った《カオス・ソーサラーも、魔法使い族であるという点が活用できます。

 

こちらを軸にしたデッキの場合、《魂吸収》を併用すると、複数回の除外が重なることで安定してLPを稼ぐことが出来ます。

《カオス・ソーサラー特殊召喚コスト2枚     ⇒ 1000

《カオス・ソーサラーの効果による除外        ⇒   500

《フォーチュンレディ・エヴァリー》の③効果コスト   ⇒   500

《フォーチュンレディ・エヴァリー》の効果による除外  ⇒   500

 

 チューナー側が《ジェット・シンクロン》のようなカードであれば、さらに除外数を増やせるので好相性です。

 

 (3)《Em ハットトリッカー

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星4 地属性【魔法使い族/効果】

①:フィールドにモンスターが2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

②:自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。このカードにEmカウンターを1つ置く(最大3つまで)。その後、その効果で自分が受けるダメージを0にする。③:このカードにEmカウンターが3つ置かれた時にこのカードの攻撃力・守備力は3300になる。

 

 《水晶機巧-ハリファイバー》から星3チューナーを特殊召喚することで、先行でもフィールドのモンスターが2体になるため①の特殊召喚条件を満たします。

 

このカードをデッキから手札に加えることのできる《Emダメージ・ジャグラーも相性が良く、相手ターンのダメージカットを行った後に《フォーチュンレディ・エヴァリー》の③効果コストとして活躍できます。

 

《竜嵐環起》などで除外された魔法使い族モンスターを使いまわす場合、万が一手札に戻ってきても美味しいカードを使いたいので、その点では「Em」は好相性です。

 

 

4.まとめ

以上、《フォーチュンレディ・エヴァリー》の紹介でした!

 

上記紹介部分には書いていませんが、「毎ターン出てくる星8」という都合上、ランク8エクシーズの素材にする選択肢も強力だと思います。

 

その場合はエクシーズ素材に埋まったままになってしまわないよう、簡単にえくそーず素材を取り除いて効果を使える《銀河眼の光波龍》のようなカードを使っていきたいですね。

 

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

 

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