【遊戯王】新リミットレギュレーション公開!帰ってきた《十二獣ドランシア》について使い方を考えよう!
1月からのリミットレギュレーションが公開されました!
以前の記事で改訂内容を予想したわけですが……
見事に外れましたね………………
遊戯王の事わかったつもりで、全然わかってなかったわ……と反省しております。
さて、予想していた《十二獣ブルホーン》は帰ってきませんでしたが、代わりに(?)《十二獣ドランシア》が禁止⇒制限に帰ってきました!
今回はそんな《十二獣ドランシア》について今後の使い方を考察してみたいと思います!
何せ禁止カード送りになったのは2017年4月の制限改訂。2年半の間に登場したカードたちで、当時以上に活躍させられる可能性があるかもしれませんからね…!
1.基本スペックをおさらい!
《十二獣ドランシア》
R4 地属性【獣戦士族/エクシーズ/効果】
ATK ? / DEF ?
レベル4モンスター×4
「十二獣ドランシア」は1ターンに1度、同名カード以外の自分フィールドの「十二獣」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
①:このカードの攻撃力・守備力は、このカードがX素材としている「十二獣」モンスターのそれぞれの数値分アップする。
②:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。
同名以外の「十二獣」モンスターの上に重ねるだけの素材無視X召喚、X素材の「十二獣」モンスターの攻撃力・守備力分ステータスをアップさせる共通効果と、X素材を取り除くことで表側表示のカードを破壊する効果を持っています。
破壊効果は相手ターンにも使える上に自分フィールドのカードも破壊できるため、セルフブレイク戦術にも活用できる自由度の高さを持っています。
2.使い方を考えよう!
新マスタールールへの対応
《十二獣ドランシア》がフルパワーを振るっていたのは2017年3月まで。
当時は出張パーツとして《十二獣モルモラット》1枚に直接重ねて攻守0/0でX召喚しても、モンスターゾーンの1枠を埋めるだけでした。
しかし、禁止カード化とほぼ同タイミングで導入されたEXモンスターゾーンのせいで、当時そのままの使い方をした場合、攻守0/0の相手ターンにも使える破壊効果(1回)を持つ貧弱なモンスターでEXモンスターゾーンを埋めてしまう事になります。
《十二獣の会局》に頼れば召喚権を使わずに「十二獣」モンスターを展開できるため、適当なリンクモンスターを出した後に《十二獣ドランシア》を構えておけますが、緩和されたとはいえ依然制限カード。デッキギミックと言い張るには少し安定性に欠ける気もします。
では、十分に《十二獣ドランシア》を活かすにはどうしたらいいでしょうか…?
パターン①:「十二獣」で固める
一番シンプルな解決法ですね。
元々攻撃力・守備力を持っている《十二獣サラブレード》などを素材にX召喚します。
その後は《十二獣タイグリス》で墓地から、《十二獣ヴァイパー》を自身効果で手札から、《十二獣の方合》でデッキからそれぞれ「十二獣」モンスターをX素材に補充して打点を強化していきましょう。
ただこれはメインデッキ・EXデッキ共にある程度の枚数を必要とするため、「十二獣をデッキの中心に据える!」というスタートでデッキを組まないと難しいかもしれませんね。
《十二獣の方合》
【通常罠】
①:自分フィールドの「十二獣」Xモンスター1体を対象として発動できる。デッキから「十二獣」モンスター1体を選び、そのXモンスターの下に重ねてX素材とする。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「十二獣」カード5枚を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。そのカード5枚をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
登場当初と違い《トラップトリック》でアクセスしやすくなったから相対的に強化されていると言えるかも?
パターン②:あくまで繋ぎのギミックとして使用する
少数出張で使用する場合その1。
《十二獣ドランシア》をセルフブレイク要員として使用し、目的のコンボを達成する1パーツとして使い切ってしまいます。
この場合は場持ちや攻守ステータスを気にする必要がない為、最低限の枚数でデッキに採用することが出来ます。
例 《FNo.0 希望皇龍ホープ》をX召喚
1) 《十二獣モルモラット》を召喚。効果で《十二獣ラム》を墓地へ送る。
2) 《十二獣モルモラット》を素材に《十二獣ライカ》をX召喚。
3) 《十二獣ライカ》の効果で墓地の《十二獣ラム》を特殊召喚。
4) 《十二獣ライカ》を素材に《十二獣ドランシア》をX召喚。
5) 《十二獣ドランシア》の効果で、3)で特殊召喚した《十二獣ラム》を破壊。
6) 《十二獣ラム》の効果で、5)で効果発動のためにX素材から墓地へ送った《十二獣ライカ》を特殊召喚。
7) 《十二獣ドランシア》と《十二獣ライカ》で《FNo.0 未来皇ホープ》をX召喚。
8) 《FNo.0 未来皇ホープ》に重ねて《FNo.0 未来皇龍ホープ》をX召喚。
《FNo.0 未来皇龍ホープ》
LEGENDARY GOLD BOX収録
※イラストは遊戯王.jpにて確認ください。
R0 光属性【戦士族/エクシーズ/効果】
ATK 3000 / DEF 2000
「No.」モンスター以外の同じランクのXモンスター×3
ルール上、このカードのランクは1として扱い、このカード名は「未来皇ホープ」カードとしても扱う。
このカードは自分フィールドの「FNo.0 未来皇ホープ」の上に重ねてX召喚する事もできる。
①:このカードは戦闘・効果では破壊されない。
②:1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にする。
この効果でフィールドのモンスターの効果の発動を無効にした場合、さらにそのコントロールを得る。
最低限の少数出張、とは言いましたが、このパターンを使用する場合でもメインデッキが2~6枠、EXデッキが4枠必要になります。
メインデッキ
《十二獣モルモラット》 × 1(制限)
《十二獣ラム》 × 1~3
《炎舞-「天キ」》 × 0~3
《十二獣の会局》 ×0~1(制限)
EXデッキ
《十二獣ドランシア》 × 1(1月より制限)
《十二獣ライカ》 × 1~3
《FNo.0 未来皇ホープ》 × 1
《FNo.0 未来皇龍ホープ》 × 1
では、これより最低限の枚数で使用するとなると……
パターン③:使いきりの破壊札として割り切る
少数出張で使用する場合その2。
限界まで絞り、メインデッキに「十二獣」モンスターを1枚、EXデッキに《十二獣ドランシア》1枚だけ、のような採用枚数。
《サイキック・リフレクター》《バスター・スナイパー》を採用し、サーチのために《炎舞-「天キ」》のサーチ先を追加で準備しておきたい…などの場合に使用できます。
リンクマーカーを確保できていて《十二獣ドランシア》が1箇所埋めてしまって問題のない場合に限りますが、実質《炎舞-「天キ」》がフリーチェーンの破壊カードに化けます。
自分ターンに効果を使い切る場合には《暗炎星-ユウシ》がEXデッキの枠を使わずに似たような役割を持つことができるので、十二獣セットとして採用する場合には相手ターンまで破壊効果を先延ばしにしておくオマケの制圧札にしたいですね。
3.結局のところ……
ここまでの内容を踏まえると、なぜ《十二獣ブルホーン》でなく《十二獣ドランシア》が制限復帰したのか何となく推測できますね。
《十二獣ドランシア》は本来の素材でX召喚をする場合、レベル4モンスター×4という非常に重い素材指定になっているため、実質的に自身効果で「十二獣」モンスターに重ねてX召喚するのしかありません。
そうなると必然的にメインデッキ・EXデッキ内の「十二獣」モンスターやそのサポートカードの割合が高くなり、簡単に多様なデッキへの出張が難しくなるわけですね。
一方で《十二獣ブルホーン》は本来の素材がレベル4モンスター×2と非常に軽く、極端に言えば《召喚僧サモンプリースト》がデッキ内に2枚以上入っていればX召喚できてしまい、状況に応じて必要な獣戦士族をサーチできてしまいます。
今後強力な獣戦士族モンスターが登場した際に、うっかり強くなり過ぎないようにすることを考えると、確かに《十二獣ブルホーン》を保釈するのは危険かもしれませんね。
4.まとめ
というわけで制限復帰した《十二獣ドランシア》について考察してみました!
実際には上で紹介した手段以外にも、レベル4モンスター×2でX召喚できる《十二獣ライカ》を下敷きにすることを前提とすればランク4のXモンスターを主軸にしたデッキではどこでも簡単に採用できます。
リンクモンスター登場以後、常にEXデッキ15枚の選定が難しくなっている遊戯王において、《I:P マスカレーナ》を素材にしたリンクモンスター相手に通用しないフィールドのカード破壊のみで2枠使うことが強いのか、1月以降のデッキレシピが楽しみですね!
5.雑記
月曜日の定期更新をサボってしまい申し訳ありませんでした。
PCの無線LAN通信がここ数日壊れていて酷い目に遭いました……
スマートフォンがある今、PCの不調程度じゃ早々困らないだろうと思っていたら意外と不便でした。
どうにか復調したので、ブログ更新と動画作成も順次再開していきます。
今後ともよろしくお願いします!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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