しゅがーの(遊戯王)ブログ

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【遊戯王】「戦華」新カード紹介!ついに魏陣営も遊戯王に参戦!

 

 

リミットレギュレーションを始めとした新情報ラッシュで特集する機会を失ってましたが、三国志テーマ「戦華」の新カードが発表されていました。

 

今回は「魏」陣営の人物を中心に、かの有名な諸葛亮孔明もカード化されるようです。

(三国志には明るくないのであやふや)

 

現在時点で登場が確定しているカードは5枚。

《戦華の孟-曹徳》

《戦華の来-張遠》

《戦華の詭-賈文》

《戦華の智-諸葛孔》

《戦華史略-十万之矢》

 

それでは、各カードの効果を確認していきましょう!

 

 

 

1.ETERNITY CODE収録カード紹介

《戦華の孟-曹徳》

星8 炎属性【獣戦士族/効果】

ATK 3000 / DEF 2500
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドのカードが戦闘・効果で破壊された場合、このカード以外の自分の手札・フィールドのカード1枚を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:自分フィールドに他の「戦華」モンスターが存在する限り、このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
③:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。

 

戦闘・効果破壊をトリガーにする手間の上に、手札・フィールドからコストを要求するのが重く見えます。

 

仮に、戦闘破壊を行ったモンスターを墓地へ送ることでコストを満たした場合、②効果による耐性を得るためにはもう1体別に「戦華」が必要になります。

 

後述する《戦華の来-張遠》の効果はそのため…と言えば聞こえは良いですが、

 

1:戦闘を行う「戦華」モンスター

2:手札に《戦華の来-張遠》

3:手札に《戦華の孟-曹徳》

 

実際にはほぼ手札3枚指定のコンボ。

そこまでして得られるリターンが耐性もちで打点がちょっと高い《ゴヨウ・ガーディアン》ではちょっと弱い気がします。

 

特殊召喚の条件自体には「戦華」モンスターが関係しないため、他のモンスターでサポートしても良いのですが、それであればおそらく《ゴヨウ・ガーディアン》を使った方が早いのでは……?

 

《戦華の来-張遠》

星6 炎属性【獣戦士族/効果】

ATK 2300 / DEF 2000
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の「戦華」モンスターが相手の表側表示モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、その相手モンスターの攻撃力を1000ダウンする。
②:このカード以外の自分の「戦華」モンスターは戦闘では破壊されない。
③:相手フィールドのカードが戦闘・効果で破壊された場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

「戦華」の戦闘補助としてとても優秀に思います。

 

①~③の効果が一連で連動して単体完結しているので、安定したサーチ手段を確立できればかなり強いのではないでしょうか。

 

肝心の「戦華」モンスターが低攻撃力揃いのため、攻撃力1000ダウンでは戦闘破壊は満たせるがダメージレースに寄与するところは小さそう、といった印象を受けます。

 

 《戦華の詭-賈文》

星4 炎属性【獣戦士族/効果】

ATK 1100 / DEF 1800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの永続魔法・永続罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送り、フィールドの表側表示モンスター2体を選び、その攻撃力をターン終了時まで半分にする。
②:相手フィールドのカードが戦闘・効果で破壊された場合、「戦華の詭-賈文」以外の自分の墓地の「戦華」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。

 

コストで「戦華」永続魔法・永続罠を墓地へ送り相手の攻撃力を半減

自身で相手モンスターを戦闘破壊することでコストにしたカードを回収

 

と、自身で効果が単体完結していて使いやすいカードのように見えます。

 

コストは「戦華」カードである必要がない為、《炎舞-「天キ」》でこのモンスターをサーチするだけでも攻撃力半減効果までつながります。

 

炎属性・獣戦士族・レベル4と《熱血獣士ウルフバーク》で蘇生できるステータス、相手に戦闘ダメージを与える・戦闘破壊する補助になる攻撃力半減と、実質的に【炎星】新規カードのようなステータスですね………本当にそれでいいのか……?

 

 《戦華の智-諸葛孔》

星4 風属性【獣戦士族/効果】

ATK 1000 / DEF 2000
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが「戦華」カードの効果でデッキから手札に加わった場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
②:魔法・罠カードが発動した時、自分フィールドの表側表示の「戦華」永続魔法・永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。その発動を無効にする。
③:自分フィールドに「戦華の徳-劉玄」が存在し、モンスターの効果が発動した時、自分フィールドの表側表示の「戦華」永続魔法・永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。その発動を無効にする。

 

これまでは《戦華史略-三顧礼迎》《炎舞-「天枢」》で補助できていない場合、サーチしたカードを手札に抱えたままになりがちだった《戦華の仲-孫謀》にとって、すぐに盤面に展開できる優秀なサーチ先と言えるのではないでしょうか。

そもそも手札に抱えがちになる効果デザインがおかしいと言えばおかしいのですが……

 

③効果で《戦華の徳-劉玄》を指定しているのは本当にどうしようもないです。

 

《戦華の徳-劉玄》がデッキから「戦華」モンスターを特殊召喚できるのは、自分フィールドのモンスター数より相手フィールドのモンスター数が多い場合

 

そんな状況でわざわざ攻撃力の低いこのカードを特殊召喚するかと言われれば、2700に加えて自身効果でパワーアップした攻撃力で2回攻撃ができる《戦華の雄-張徳》特殊召喚するでしょう。

 

その《戦華の雄-張徳》の攻撃宣言時に誘発する《戦華の徳-劉玄》でドローできれば①効果で出てこれますが、所詮1枚のドロー。言い方は悪いですが酷い運ゲーです。

 

デザイン上は《戦華の徳-劉玄》と組み合わせるようにできているのに、実際の運用はそれでは厳しいようなチグハグさを感じます。

 

 《戦華史略-十万之矢》

【永続魔法】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドの表側表示モンスター1体と自分フィールドの「戦華」モンスター1体を対象として発動できる。ターン終了時まで、その相手モンスターの攻撃力を半分にし、その数値分その自分のモンスターの攻撃力をアップする。
②:自分フィールドの「戦華」モンスターの属性が2種類以上で、このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。手札・デッキから「戦華史略-十万之矢」以外の
「戦華」永続魔法・永続罠カード1枚を自分フィールドに表側表示で置く。

 

なんで同パック収録の、同カテゴリ内の、同じ「戦闘補助」という分類で「攻撃力の半減」が2枚もあるんでしょうね。

 

確かに《戦華の詭-賈文》は対象に取らない2体、こちらの《戦華史略-十万之矢》は対象に取る疑似《フォース》という違いはありますが……

 

効果自体は、毎ターン使える《フォース》ということで便利なカードだと思います。

 

相手の大型モンスターが対象に取る効果への耐性を持っていない限り、ほぼ確実に処理しながらダメージを通すことができます。

 

相手へプレッシャーをかけやすいため、積極的にフィールドに維持していきたいですね。

 

墓地へ送られた際の効果は、ただでさえ横展開しづらい「戦華」を2属性要求します。

 

上で挙げたような《戦華の仲-孫謀》から《戦華の智-諸葛孔》をフィールドに出すことで2属性を満たしながら、諸葛孔の効果でこのカードを墓地へ送った際に発動出来ればラッキー、くらいに思っておくといいかもしれません。

 

 

総評

 

本当にこんなのが10期終わりに出るカードなんですか!?

 

 

 

 

2.ここがダメだよ「戦華」

 

その1:並べる性能が低いのに横に並ぶことを要求するな

《戦華の仲-孫謀》《戦華の美-周公》《戦華の妙-魯敬》の3枚。

元ネタ的には「呉」陣営だそうです。

 

共通効果として以下のようなテキストを持っています。

このカード以外の自分の「戦華」モンスターの効果が発動した場合、
相手フィールドの×××を対象として発動できる。

その×××を(固有効果)する。

 ●孫謀:モンスターをバウンス

●周公:効果モンスターの効果を無効にする

●魯敬:魔法・罠カードの破壊

 

こんな効果を持っているのに、この3体はどれも自身を特殊召喚する効果を持ち合わせていません。多分KONAMIが書き忘れたんでしょう。

 

現在、このカードを含む2体以上の「戦華」モンスターを並べるには、獣戦士族であることを活かして《炎舞-「天枢」》を使うか、《戦華史略-三顧礼迎》を墓地へ送り②効果を使うか、《戦華の徳-劉玄》の効果を使う、《戦華の義-関雲》特殊召喚しておく、の4択になり、いずれも手札2枚以上を必要とします。

 

《戦華史略-三顧礼迎》

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【永続魔法】

このカードは発動後、2回目の自分スタンバイフェイズに墓地へ送られる。このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分メインフェイズに、自分が「戦華」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターとはカード名が異なる「戦華」モンスター1体をデッキから手札に加える。

②:このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる。手札から「戦華」モンスター1体を特殊召喚する。

 

同じく永続魔法サポートされていた「炎星」。

 

こちらは《暗炎星-ユウシ》《勇炎星-エンショウ》がサーチカードである《炎舞-「天キ」》と相互補完しつつ、展開した先のXモンスターである《魁炎星王-ソウコ》も「炎舞」永続魔法・永続罠を持ってきて後続リソースを担保していたことで成立していたことがわかります。

 

ちなみに、これらの「戦華」モンスターが効果を発動した場合~はフィールド上の「戦華」モンスターじゃなくても問題ないので、一応《戦華の雄-張徳》特殊召喚でも…

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①:自分フィールドに「戦華」モンスターが2体以上存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

 

並ばないから困ってるんだなあ……

 

次弾で登場する《戦華の来-張遠》も手札から発動する効果を持っていますが、《戦華の仲-孫謀》《戦華の美-周公》《戦華の妙-魯敬》が持つ共通効果はダメージステップ発動不可なので何の解決にもならないのでした。残念。

 

その2:フルスペックを発揮する条件が厳しすぎる

サイバー・ドラゴンと同条件で特殊召喚できる《戦華の義-関雲》

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星7 風属性【獣戦士族/効果】

ATK 2500 / 1800

このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:相手フィールドにのみモンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの他の「戦華」モンスターは相手の効果の対象にならない。

③:相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。

 

③効果で相手モンスターを除去し、①の特殊召喚条件となる自分フィールドの劣勢を解決します。

 

続いて《戦華の徳-劉玄》

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星4 風属性【獣戦士族/効果】

ATK 1400 / DEF 1200

このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドに他の「戦華」モンスターが存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。

②:相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、自分の手札・フィールドからカード1枚を墓地へ送って発動できる。デッキから「戦華の徳-劉玄」以外の「戦華」モンスター1体を特殊召喚する。

③:このカード以外の自分の「戦華」モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。

 

このカードも、相手フィールドのモンスター数が自分フィールドのモンスター数より多いことを条件とする効果を持っています。

 

自分モンスター0、相手モンスター3の場合に、先程の《戦華の義-関雲》特殊召喚し、このカードを通常召喚。

仮にこのカードの効果を使うと、自分フィールドのモンスターも3体になってしまうため、相手フィールドのモンスターと同数になってしまい、《戦華の義-関雲》は効果が使えません。

 

じゃあ先に《戦華の義-関雲》の効果を使えば……!

 

その場合でもモンスター数は同じになってしまうので、結局このカードは効果を使えません。困った。

 

2体とも効果を使うには、相手フィールドのモンスターが4体以上でないといけないみたいですね。相手に頑張ってもらいましょう。

 

最後に《戦華の雄-張徳》

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星7 風属性【獣戦士族/効果】

ATK 2700 / DEF 900

このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドに「戦華」モンスターが2体以上存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

②:このカードの攻撃力は自分ターンの間、相手フィールドのモンスターの数×300アップする。

③:相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合に発動できる。このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。

 

攻撃力アップ効果は永続効果のため、《戦華の義-関雲》で相手モンスターを除去するとなんと上昇値が低くなります。

 

③効果による2回攻撃は起動効果のため、発動時点でそのターンの2回攻撃が確定します。

 

一見問題なさそうですが、①の特殊召喚条件を満たしている状態で自分フィールドのモンスターの数が負けている状必要がある、つまりこの場合でも相手フィールドのモンスターが4体以上必要になります。

 

やはり相手に頑張ってもらいましょう。

 

4体以上並んだモンスターの中に《I:P マスカレーナ》が居る場合、一気に数関係をひっくり返される恐れもありますね。

 

相手に頑張り過ぎないようにお願いしておきましょう。

 

この数関係を調整するためにおジャマトリオ》《おジャマデュオ》《ナイトメア・デーモンズ》を使う案を見ますが、個人的には反対です。

 

1:罠なのでシンプルに遅い

2:相手に数を与えた後に効果を無効にされた場合のリスクが高すぎる

 

相手フィールドにアドバンテージを与えるコンボは、確実かつ決まった場合にその差を一発で吹き飛ばせるくらいでないと難しいカードじゃないかなあ、と思います。

 

 

3.まとめ

 

というわけで新カード紹介の皮をかぶった戦華への不満でした。

 

登場から何かに使えないか色々考えたんですけどね…

 

「これが決まったら強い!派手!」とかじゃなく「これが出来てやっとアドバンテージがトントン」なのがちょっと難しいところです。

 

 

次パックの新規カードも根本的な問題の解決にならなそうですし、11期に切り替わるその次のパックまでテーマが続投するか怪しいので、正直未来は望み薄ですね……

 

 

4.日記

発売迫る!

 

デュエル・マスターズの新パック「超超超天!覚醒ジョギラゴンvs.零龍卍誕」の発売直前です!

というかこの記事が投稿されることには発売してますね。

 

ジョーカーズと黒t青オーラの2デッキで遊んでいるので、今回のパックは魅力的なカードが多くて非常に困っています(嬉しい悲鳴)。

 

《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》も明らかに悪用できそうなカードだったり、持っておきたいカードだらけですね…困った……

 

 

あ、そういえばその次の21日(土)には遊戯王のLEGENDARY GOLD BOXが発売らしいですね。

 

以前の記事↓で書いた《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》使用デッキは、色々改造しているうちに出すまでもなくゲームが終わってしまいそうな仕上がりになってしまったので……どうしようかな……

sugar-deck.hatenablog.com

 

 

 結局新規カード、再録カードの封入はどうなったんでしょうか。内容次第では新規カードの値段がとんでもないことになりそうですね……絶対欲しいカードがある方、要注意です。

 

 

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

 

 

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