【遊戯王】Vジャンプ4月号付録《マシンナーズ・メタルクランチ》性能考察!
2月21日(金)発売のVジャンプ4月号に付属する《マシンナーズ・メタルクランチ》の効果が判明しました!
「マシンナーズ」の名の通り、翌日発売のストラクチャ―デッキR-マシンナーズ・コマンド-との連携を前提に作られたモンスターでしょう。
それでは、早速効果を考察していきましょう!
1.《マシンナーズ・メタルクランチ》テキスト
星9 地属性【機械族/効果】
ATK 2800 / DEF 0
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに表側表示のカードが存在しない場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
②:このカードの①の方法で召喚したこのカードの元々の攻撃力は1800になる。
③:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから機械族・地属性モンスター3体を相手に見せ、相手はその中からランダムに1体選ぶ。そのモンスター1体を自分の手札に加え、残りのモンスターはデッキに戻す。
リリース無しで召喚した際の攻撃力が1800であること、地属性機械族をサーチするマシンナーズであることから、旧マシンナーズストラクに収録されていた《マシンナーズ・ギアフレーム》のリメイクカードと考えられます。
マシンナーズカードのみをサーチするリメイク前と違い、範囲が機械族・地属性モンスターすべてに広がった代わりに、3枚の中から相手に選択させて手札に加える《パワーツール・ドラゴン》式のサーチ効果になりました。
確実に手札に手札に加えるためには同名カードを3枚積む必要が出るため、マシンナーズモンスターをサーチしたいのであれば、依然《マシンナーズ・ギアフレーム》の方が優秀であるように感じる効果です。
では、《マシンナーズ・ギアフレーム》よりこのカードが優位に立てる点はどこか?考察していきましょう。
2.マシンナーズ以外のサーチをしよう!
マシンナーズをサーチしたければ《マシンナーズ・ギアフレーム》でいい、であればマシンナーズ以外をサーチすることに使おう!という簡単な話ですね。
シンプルに強いカードだけであれば、《緊急ダイヤ》対応モンスターを探していればたくさん出てくると思うので、ここはあえて「手札に加える」という点でモンスターを選んでみました。
《速攻のかかし》

星1 地属性【機械族/効果】
ATK 0 / DEF 0
①:相手モンスターの直接攻撃宣言時にこのカードを手札から捨てて発動できる。その攻撃を無効にし、その後バトルフェイズを終了する。
折角手札に加えられるのなら手札から使えるカードを、ということで《速攻のかかし》。
ストラクR看板の《マシンナーズ・カーネル》は自分フィールドの機械族モンスターを破壊することで疑似《サンダー・ボルト》を相手ターンに発動できるので、状況次第では自分フィールドはがら空きになり、このカードが防御に役立つ場合が来るかもしれません。
もちろん《速攻のかかし》をサーチするために《マシンナーズ・メタルクランチ》を採用するような構築になることは無いかと思うので、あくまで2番目の選択肢、本命のサーチ先を既に引いたの2枚目の《マシンナーズ・メタルクランチ》でのサーチ先程度に覚えておくといいでしょう。
《機皇帝グランエル∞》

星1 地属性【機械族/特殊召喚/効果】
ATK 0 / DEF 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが効果によって破壊され墓地へ送られた時のみ手札から特殊召喚できる。
このカードの攻撃力・守備力は自分のライフポイントの半分の数値分アップする。
1ターンに1度、相手のシンクロモンスター1体を装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
また、自分のメインフェイズ時に、このカードの効果で装備したモンスター1体を自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚できる。
手札に加えた後にメタルフォーゼモンスターのP効果などで《マシンナーズ・メタルクランチ》自身を破壊することで特殊召喚の条件を満たします。
1ターン目に出せれば初期ライフポイントの半分の数値、4000の攻撃力を突然場に出すことができます。
残念ながらSモンスターを装備する効果自体は登場当時と違い、活躍する場面が圧倒的に減っており、高攻撃力の準バニラと厳しい性能のモンスターです。
4月からの新ルールによりEXモンスターゾーンに縛られなくなることで、S召喚主体デッキが増えることで相対的に強くなるかもしれません。
《ブンボーグ003》

星3 地属性【機械族/効果】
ATK 500 / DEF 500
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキから「ブンボーグ003」以外の「ブンボーグ」モンスター1体を特殊召喚する。
②:1ターンに1度、自分フィールドの「ブンボーグ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、自分フィールドの「ブンボーグ」カードの数×500アップする。この効果は相手ターンでも発動できる。
似たような効果の《レフティ・ドライバー》《ライティ・ドライバー》と違い、後続を安定して手札に加える効果を持たない《ブンボーグ003》《ブンボーグ001》。
最近では《幻獣機アウローラドン》から幻獣機トークンの2体同時特殊召喚を繰り返すことによる展開パターンで話題になりました。
ただし、ブンボーグカテゴリ内でのサーチは特殊召喚を条件とする《ブンボーグ002》のみなので、動きを安定させるために《マシンナーズ・メタルクランチ》でサーチするのは十分に価値があるかと思います。
3.ステータスを活かそう!
《マシンナーズ・メタルクランチ》はなぜかレベル9のため、《星遺物の胎導》が活かせるレベルです。
《星遺物の胎導》

【速攻魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札からレベル9モンスター1体を特殊召喚する。
●自分フィールドのレベル9モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターとは元々の種族・属性が異なるレベル9モンスター2体をデッキから特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。
デッキから《マシンナーズ・メタルクランチ》を特殊召喚した場合でも問題なく効果は使えるため、構築次第では1枚だけの採用で充分足りるでしょう。
《星遺物の胎導》はデッキからの特殊召喚の他、手札からレベル9モンスターを特殊召喚することも出来るため、1枚採用の《マシンナーズ・メタルクランチ》をうっかり素引きしてしまった場合でも問題ないのは構築の上で大きなメリットになりそうです。
4.おわりに
既存カードとの関連が薄いカードが付録についてくるのも嬉しくありませんが、今回のように「近日発売の商品と連動する(かもしれない)」カードが付録するのも、とりあえずの買い占めが発生しそうで、あまり喜ばしくはないですね…
最新号の《アーマード・ビットロン》程度が適度に「必要な人だけが付録目当てで買う」感じで丁度いいのかもしれません。
月刊遊戯王と化してる状態から脱してくれるのがベストなんですけどね……
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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