【遊戯王】《No.29 マネキンキャット》が使いたい。
先日、デッキを考えていた際の話です。
《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》を使おうとテキストを読んでいるうちに、「任意のモンスターを特殊召喚するなら《No.29 マネキンキャット》でええやん」となりました。
しかし、いざ《No.29 マネキンキャット》を主軸にしようとするとぶち当たる「意外とランク2エクシーズ、めんどくさいな」という壁。
結局ランク2を出す要素をうまく案に当てはめられずお蔵入りにしたのですが、折角なので備忘録代わりにランク2のX召喚についての記録を残しておこう、という記事になります。
いつも通り僕自身の変なこだわり、偏見まみれのメモになっているので、話半分程度に読んでいただければ。
1.1枚でランク2をX召喚
《素早いビーバー》
同名モンスターをリクルートすれば、通常召喚だけでランク2が立てれる《素早いビーバー》。
最低このカードを3枚デッキに入れておけばランク2を出す手段にはなる反面、獣族はサーチ手段が種族内に固まっているせいで他の要素とうまく共存させることが難しい、よく言えば単体で完結している・悪く言えば独立しすぎて出張しづらいカードだと思います。
ちなみに僕はこの手のカードは苦手です。
・アクセス手段に乏しい
・リクルート先が狭い≒デッキ内に選択肢を採りづらい(他のカードに繋がりにくい)
などなど…
《深海のディーヴァ》
最近登場した《深海のセントリー》のお陰で、S召喚や海皇を絡めた展開でないランク2用出張の可能性が広がったと思っています。
《深海のセントリー》
星2 水属性【海竜族/効果】
ATK 400 / DEF 2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動できる。相手は手札を1枚選んでエンドフェイズまで表側表示で除外する。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送り、「深海のセントリー」以外の自分の墓地のレベル4以下の水属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
これまでは同名リクルート以外での汎用性ある選択肢は《海皇の重装兵》が主であったため、水属性以外のXモンスターを使う際に《深海のディーヴァ》を用いるのは若干の勿体なさを感じていました。
ここでリクルート先として《深海のセントリー》を用いれば、②効果によって《深海のディーヴァ》をサーチする際に使用する(だろう)《海皇の龍騎隊》を回収できるといううまみが生まれる…かもしれません。
先程の《素早いビーバー》と違い、《深海のディーヴァ》はリクルート先の選択肢が広く、自身がチューナーであることから《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚するプランなどにも派生できるのが良いですね。
《幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ》
【通常罠】
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力は600ダウンし、レベルは2になり、自分の「幻影騎士団」モンスターは戦闘では破壊されない。その後、このカードは通常モンスター(戦士族・闇・星2・攻600/守0)となり、モンスターゾーンに守備表示で特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。
厳密にはちょっと違う気もしますが、疑似的に1枚でランク2を出すカード。
このカードだけでの出張であれば、カテゴリ内での《幻影騎士団ダスティローブ》《幻影騎士団サイレントブーツ》によるサーチだけでなく《トラップトリック》も使えるのが良いですね。
元からレベル2モンスターを持っている場合であれば、相手モンスターに対して打つことで幻影騎士団に戦闘破壊耐性を付与する効果を適用し、1ターンしのいだ後にランク2…なんてことも出来る使い勝手の良いカードです。
2.組み合わせによるランク2
《ゾンビキャリア》
星2 闇属性【アンデット族/チューナー/効果】
ATK 400 / DEF 200
①:このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚デッキの一番上に戻して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
《ゾンビキャリア》を自身の効果で特殊召喚した後に《ボルト・ヘッジホッグ》を墓地から特殊召喚するというX召喚登場初期には成立していた動き。
《影依融合》で《エルシャドール・シェキナーガ》を融合召喚しながら《シャドール・ヘッジホッグ》と《ボルト・ヘッジホッグ》を落とし、《シャドール・ヘッジホッグ》効果で《シャドール・ファルコン》をサーチ。
通常召喚した《シャドール・ファルコン》と《エルシャドール・シェキナーガ》で《水晶機巧-ハリファイバー》を作って《ゾンビキャリア》をデッキから特殊召喚することでパーツが揃ったりします。
強いかと言われると《影依融合》でデッキ融合ができる前提なのでかなり怪しいのですが、一連の動きでパーツが揃う美しさは決まるとスッキリするところがありますよ。
《ペンデュラム・エクシーズ》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分のPゾーンのカード2枚を対象として発動できる。そのカード2枚を効果を無効にして特殊召喚し、そのモンスター2体のみを素材としてXモンスター1体をX召喚する。その際、X素材とするモンスター1体のレベルは、もう1体のモンスターと同じレベルとして扱う事ができる。
「もう1体のモンスターと同じレベルとして扱うことができる」というX召喚の前提を狂わせるテキスト、頭悪くて最高ですよね。
レベル2のPモンスターには《EMオッドアイズ・シンクロン》《SR ドミノ・バタフライ》《メタルフォーゼ・スティエレン》などのサーチ・サポートが優秀なモンスターが居るため、使い勝手は意外といいのではないかと踏んでいます。
とはいえ、PモンスターをX素材にして墓地に送ってしまう、という根本的なアンチシナジー要素は気になってしまうのですが……
《ヒーロー・キッズ》
《聖騎士の追想 イゾルデ》《トゥルース・リィンフォース》から特殊召喚してすぐにランク2が組めます。
特殊召喚する《ヒーローキッズ》は2枚でいいので、使用時にありがちな「1枚素引きしてしまった」状況でも最低限の仕事はできるのは他の運用法には無いメリットですね。
最近は《焔聖騎士-リナルド》はじめ強力な戦士族が増えたことによって《聖騎士の追想 イゾルデ》で《ヒーローキッズ》を出す動きを見ることは減ったように思いますが、ランク2を作る動きとしての格は高いままです。
《聖騎士の追想 イゾルデ》⇒《ヒーローキッズ》⇒《No.29 マネキンキャット》⇒《ユニオン・キャリアー》とかで繋いだら何でもできそうですね。
3.終わりに
というわけでランク2備忘録でした。
あくまで今回のお蔵入り案で検討した内容だけになるので、ランク2を立てる手段自体は、おそらくもっとたくさんあると思います(あるよね?)。
今回紹介した物以上にサーチ性・拡張性の高い便利なカードがあればぜひ教えてください!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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