【遊戯王】《無限泡影》再録!でも「効果を無効にする」汎用通常罠シリーズって結局どれがいいの?
皆さん、レアリティコレクションは楽しく開封できましたか?僕はシングルで済ませました。
歴代のレアリティコレクションやゴールドシリーズが「あの頃流行って高騰したよね~」という思い出パック的な要素が強かったのに対して、今回のレアリティコレクションは現役でも実戦級のカードが多く収録されている良いパックですね。
特に前回収録が低封入率のシークレットと20thシークレットという再録とも呼べない再録だった《無限泡影》は、ウルトラ各種が1Boxに1枚必ず収録されているお陰でかなりシングル価格も落ち着き、入手が容易になりました。
そこで今回は、手に入りやすくなった《無限泡影》や、最近登場した《巨神封じの矢》など「効果を無効にする通常罠」について特集してみたいと思います!
1.先行展開対策!《無限泡影》!
【通常罠】
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。
①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。セットされていたこのカードを発動した場合、さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。
《無限泡影》の一番の強みは、やはり手札から発動でき、相手プレイヤーの先攻展開を止められる点でしょう。
とはいえそれを言い出すと「じゃあ全部のデッキ《無限泡影》でいいだろ!」となって本記事が終わってしまうので、より具体的に。
僕が《無限泡影》の採用をオススメしたいのは、いわゆる「一発のコンボを通すタイプのデッキ」です。
このタイプのデッキは自分の理想スタートを切って下準備ができるか否かでデッキ内に不要札が残ってしまう割合が大きく変わってくる(=後々の素引きが怖くなる)ので、是が非でも相手の1ターン目は何事も無く過ごしたいところ。
特に、コンボの必要パーツが多い(=デッキ内に相手への対処札に採用枚数を割けない)デッキでは妨害札を《無限泡影》×3にするのも手かもしれません。
ちなみに、セット状態の《無限泡影》を発動した後の同列の魔法・罠カードの効果無効化は、発動時だけでなくそのターン中残り続けるので注意しましょう。
2.減らない効果無効!《巨神封じの矢》!
【通常罠】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:EXデッキから特殊召喚された相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を0にし、その効果を無効にする。
②:このカードが墓地に存在する状態で、相手がEXデッキからモンスターを特殊召喚した場合に発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
効果無効通常罠、期待の(?)新星《巨神封じの矢》。
その他カードとの差別化要素としては以下の点です。
●攻撃力を0にできる。
●対象がEXデッキから特殊召喚したモンスターのみ
●再セットした後に発動しても除外されない
一見効果無効の対象が狭いような気もしますが、今の遊戯王でEXデッキからの特殊召喚を使用せずに動くデッキは少ないので、あまり気にしなくて良いでしょう。
再セットした後でも除外されないのは《ブレイクスルー・スキル》《迷い風》との大きな差別化ポイントですが、「墓地に送られたターンには発動できない」という使いづらい要素が付随しています。
相手ターン①:相手モンスターに《巨神封じの矢》発動
自分ターン①
相手ターン②:相手のEXデッキからの特殊召喚に反応して《巨神封じの矢》再セット
自分ターン②
相手ターン③:《巨神封じの矢》を再使用できるのはこのターンから
対戦相手のデッキ次第では、1ターンの間にEXデッキから特殊召喚しきってしまい、以後のターンで再セットする機会すら与えられないかもしれません。
正直個人的には、他のカードを差しおいてまでオススメする点はあまり無いのですが…
あえてこのカードを活かすとしたら《トラップトリック》+《PSYフレームロード・Ω》と併用しましょう。
《トラップトリック》で除外した同名カードを《PSYフレームロード・Ω》で墓地に戻しておくことで、常に盤面と墓地に《巨神封じの矢》をスタンバイさせておく状態を維持できれば、あるいは強いかもしれません。
他には《王家の神殿》と組み合わせる…など、十全に活かすには他カードによるサポートが必要となってしまうため、「効果無効罠のためにここまでデッキの枠を割くのか?」と悩まされる難しいカード、という印象です。
ちなみに、「攻撃力を0にし~」と書いてあるこのカードでは既に攻撃力0のモンスターの効果を無効にできませんが、「攻撃力が0になり~」と書いてある《クラウソラスの影霊衣》などでは攻撃力0のモンスターの効果を無効にできます。
言葉遊びも大概にしろ。
3.攻め込む時に便利な《ブレイクスルー・スキル》!
【通常罠】
①:相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
②:自分ターンに墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。その相手の効果モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
他の効果無効罠が「守り」の札であるなら、《ブレイクスルー・スキル》は②効果によって「攻め」の要素も持ち合わせたカードのように思えます。
発動タイミングが自分ターンのみと若干狭いのが難点ですが、墓地除外によって相手モンスターの効果を無効化できます。
コントロール奪取デッキではこの効果が強力で、自分ターンに発動できる「ターン終了時まで」の無効化であるため、一時的に効果無効にした上でコントロールを奪い、自分のターンには奪った相手モンスターの強力な効果を使用…という使い方が可能になります。
また少し変わったところでは、最近見かけることが少なくなったため、墓地からの《ブレイクスルー・スキル》が意外と忘れられがちである…という点もあり、うっかり存在を忘れていた相手の意表を突けます。
このカードが墓地にある状況で相手が《水晶機巧-ハリファイバー》を場に残してターンエンドしてきた場合、ドローフェイズ・スタンバイフェイズ中に除外してSチューナーを特殊召喚する方の効果を無効化…なんてことも。
「1枚のカードで2回目以降の効果無効」として見た場合でも《迷い風》《巨神封じの矢》と違い再セットされるわけでは無いので、セット状態の時に魔法・罠破壊カードに狙われて無理やり使わされる…といった状況が起こりづらいのも強みですね。
4.困ったらこれ!《迷い風》
【通常罠】
①:特殊召喚された表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果は無効化され、元々の攻撃力は半分になる。
②:このカードが墓地に存在し、相手のEXデッキからモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
個人的には1番クセが無く「とりあえず」で選べる効果無効罠という印象です。
デッキと照らし合わせると上記3種類の罠どれもピンとこない…けど効果無効罠は入れておきたい…なんて時にはとりあえず《迷い風》。
そのくらいの信頼感を持っています。
攻撃力を半分にする効果は、相手の大型モンスターに当てられれば美味しいですが、最近のカードで無効化を打ちたい一番の対象は《聖騎士の追想 イゾルデ》《水晶機巧-ハリファイバー》《クロシープ》など、効果使用後すぐにリンク素材になっていく小粒のリンクモンスターが多いため、以前ほどの恩恵は無いように感じますね。
とりあえず採用と書くとあまり強くないように見えますが、攻撃力半減+効果無効が1枚で2回発動できるのは間違いなく強力なカードなので、軽率に採用していきましょう。
5.終わりに
これまでの使用感、デッキ構築時の考察に基づく通常罠4種類の比較でした。
リンク召喚の登場以降、場にモンスターを残すこと自体があまり強くなかったり、相手ターンに使える効果が多すぎてターン終了時までの効果無効が頼りなく感じたり、他にもいろいろな視点があるので、自分のデッキに最適な罠を考えてみましょう!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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