【遊戯王】ROTD収録「焔聖騎士」考察!《焔聖騎士帝-シャルル》であそぼう!
今回はタイトル通り、4月18日(土)発売「RISE OF THE DUELIST」収録のテーマ「焔聖騎士」…の、テーマ外での役割について考察していきます。
色々な方がデッキとしての【焔聖騎士】は考察されていたようなので、純テーマ研究はそういった方々にお任せします。苦手なので。
《聖騎士の追想 イゾルデ》でおなじみの戦士族のカードプールの広さであれば、何かしら悪用できる術はあるはず!
1.「戦士族・炎属性」少なすぎない?
メインデッキに入る4体の新規「焔聖騎士」の効果に記される、戦士族・炎属性。
遊戯王公式データベースの検索結果はなんと82件。
しかもこれ、EXデッキに入るモンスターを含んだ数なんです。
メインデッキに入るモンスター数で行くとさらに減って60件。
そのうち「イグナイト」、「BK(バーニングナックラー)」が各10体ずつ。
なんとそれ以外のモンスターを1枚ずつデッキに積むと40枚のハイランダーデッキが完成してしまうという層の薄さ…!
しかもその中には《ラヴァル・ウォリアー》や《龍炎剣の使い手》のような中々どうしようもない感じのモンスターも含まれています。
これは種族・属性を活かした悪用は難しいかもしれませんね……
2.エースカード《焔聖騎士帝-シャルル》であそぼう!
種族・属性での悪用は諦めて、他の視点から探っていくことにしましょう。
ということで、エースカードである《焔聖騎士帝-シャルル》を何か悪用してみたいと思います。
《焔聖騎士帝-シャルル》
星9 炎属性【戦士族/シンクロ/効果】
ATK 3000 / DEF 200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのモンスターに装備カードが装備された場合に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
②:自分・相手のエンドフェイズに発動できる。自分の手札・墓地から装備魔法カード1枚を選んでこのカードに装備する。その後、デッキから戦士族・炎属性モンスター1体を選んでこのカードに攻撃力500アップの装備カード扱いとして装備できる。
①効果を何かに使えないものか……
まるで《剣聖-ネイキッド・ギア・フリード》のような①効果。
差別化ポイントとしては
●装備カードが「フィールドのモンスター」(自分以外でもOK)に付いたら誘発
●破壊対象がフィールドの「カード」
というところでしょうか。
この点を最大に活かして《古神ハストール》とのコンボを狙いたいですね。
星4 風属性【爬虫類族/シンクロ/効果】
ATK 2300 / DEF 1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:このカードがモンスターゾーンから墓地へ送られた場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。装備モンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
②:このカードの効果で相手モンスターに装備されているこのカードがフィールドから離れた場合に発動する。このカードを装備していた相手モンスターのコントロールを得る。
相手フィールド上のモンスターに装備カードとして装備されるので《焔聖騎士帝-シャルル》の効果が誘発。そのまま破壊効果を装備状態の《古神ハストール》を対象にすることで、相手モンスターのコントロールを奪います。
《古神ハストール》自身が星4、「焔聖騎士」テーマ内には星5のSチューナー《焔聖騎士導-ローラン》が居るため、その2体の組み合わせで《焔聖騎士帝-シャルル》をS召喚できます。
S素材などで墓地へ送られた場合でも《古神ハストール》の①効果は発動するので、事実上《焔聖騎士帝-シャルル》のS召喚成功=相手モンスターのコントロール奪取にできるコンボです。
相手の強力な盤面を返すには丁度いいかも?
せっかくだから②効果も……
エンドフェイズに手札・墓地から装備魔法カードを装備し、ついでにデッキ内の戦士族・炎属性モンスターを装備してもよい(任意)効果。
《焔聖騎士帝-シャルル》が正しい装備対象である必要は出てくるものの、一度使ってしまった装備魔法カードを再利用できるのは10,000種類以上ある遊戯王カードでも希少な効果です。
悪用…と言うよりは、「これを装備したら強いんじゃない!?」という聖剣以外のカードを紹介します。
①《孤毒の剣》
【装備魔法】
自分フィールドのモンスターにのみ装備可能。
①:「孤毒の剣」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
②:装備モンスターの元々の攻撃力・守備力は、相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時のみ倍になる。
③:自分フィールドに装備モンスター以外のモンスターが存在する場合にこのカードは墓地へ送られる。
《焔聖騎士帝-シャルル》の元々の攻撃力は3,000。ダメージ計算時には倍化し6,000、そこにさらに自身効果で攻撃力500アップの装備カード化した戦士族・炎属性モンスターの分が加算され、攻撃力7,000くらいは余裕で狙えそうです。
「焔聖騎士」モンスターには、装備モンスターを効果破壊から守る装備カードになる《焔聖騎士-オジェ》、装備モンスターが効果の対象にできなくなる装備カードになる《焔聖騎士-オリヴィエ》がいるので、《孤毒の剣》の弱点である「ダメージ計算前に装備モンスターが除去される」ことへの対策にもなります。
相手がこれを処理できなければ、安全にエンドフェイズを迎えて再度《焔聖騎士帝-シャルル》の効果が発動できるので、2回攻撃を付与できる《焔聖剣-オートクレール》を装備すれば(おそらく)相手のライフポイントは削り取れるでしょう。
②《メタルシルバー・アーマー》
【装備魔法】
このカードを装備したモンスターをコントロールしている限り、相手は装備モンスター以外のモンスター1体を対象にする魔法・罠・効果モンスターの効果を使用できない。
装備モンスター以外を魔法・罠・効果モンスターの効果対象にできなくする《メタルシルバー・アーマー》。
エンドフェイズ時の《焔聖騎士帝-シャルル》効果によって、先程も紹介した《焔聖騎士-オリヴィエ》(※装備モンスターを効果の対象にできない)と同時に装備することで、相手はこちらのモンスターを対象に取るカードを使うことができなくなります。
対象を取らない除去は残念ながら通ってしまいますが、逆に言えばその部分さえしっかり止めてしまえば、相手を徐々にジリ貧に追い込むことができます。なんて騎士らしからぬ戦い方なんでしょう。
3.終わりに
汎用?Sモンスター《焔聖騎士帝-シャルル》の考察でした。
ちょっと毛色が違うので、メインデッキに入る「焔聖騎士」「焔聖剣」についてはまた別のタイミングでまとめ…られたら……いいな……?
ぶっちゃけテキストの通りなので悪用面ではあんまり書くことないんですよね「焔聖騎士」……種族・属性のカードプールも激狭だし……
●ブログ用アカウント
●個人アカウント(うるさい)