【遊戯王】《揺海魚デッドリーフ》考察!ありそうでなかった、”魚族”墓地肥し!
先日公式Twitterより公開されたRISE OF DUELIST収録カード《揺海魚デッドリーフ》。
星4 水属性【魚族/効果】
ATK 1500 / DEF 1600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。デッキから「揺海魚デッドリーフ」以外の魚族モンスター1体を墓地へ送る。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の魚族モンスター3体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。
前パック、ETERNITY CODEでの《カッター・シャーク》《ランタン・シャーク》に続く魚族強化に驚いています。
9期~10期のカードでメジャーな種族に新カードを与えるたびに悪用されるのを繰り返し、それを嫌がった結果かもしれませんね。お前の事だよ守護竜。
というわけで今回の記事では、《揺海魚デッドリーフ》の①効果で落としたい魚族をピックアップしてご紹介!
1.魚族と言えば……
《超古深海王シーラカンス》
星7 水属性【魚族/効果】
ATK 2800 / DEF 2200
①:1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。デッキからレベル4以下の魚族モンスターを可能な限り特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃宣言できず、効果は無効化される。
②:フィールドのこのカードを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカード以外の自分フィールドの魚族モンスター1体をリリースして発動できる。その効果を無効にし破壊する。
このカードの存在が、魚族が迂闊に強化できなかった原因と言えるかもしれません。
手札1枚をコストに星4以下の下級魚族をデッキから可能な限り特殊召喚する”雑”すぎる効果。
出た時期が出た時期(2007年初出)のため、効果発動後にもEXデッキからの特殊召喚に制約がない、ターン1の指定が名称ではない…など上手く使えばやりたい放題できます。
《揺海魚デッドリーフ》で落としてすぐに効果が発揮されるカードではありませんが、あらかじめ落としておくことで《リビングデッドの呼び声》《星遺物に眠る深層》などの蘇生カードですぐに動き出せる、間接的なサーチになることはメリットと言えるでしょう。
以前に同じような水属性墓地肥しをしていた《ジェネクス・ウンディーネ》と違い、《揺海魚デッドリーフ》自身が魚族のため、《超古深海王シーラカンス》と相互に影響を及ぼし合ってる点も優秀です。
2.効果は優秀だったのだけど…
《城塞クジラ》
星7 水属性【魚族/効果】
ATK 2350 / DEF 2150
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札・墓地に存在する場合、自分フィールドの水属性モンスター2体をリリースして発動できる。このカードを特殊召喚する。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「潜海奇襲」1枚を選んで自分フィールドにセットする。
③:1ターンに1度、自分フィールドの水属性モンスター1体のみを対象とする相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。
《超古深海王シーラカンス》同様、効果は優秀だったのに墓地へ肥やす手段が乏しかった《城塞クジラ》。
②効果でサーチできる《潜海奇襲(シー・ステルス・アタック)》が優秀なだけに、(個人的に)ずっと使いたいまま眠っていたカードです。
《潜海奇襲》
①:このカードの発動時の効果処理として、自分の手札・墓地の「海」1枚を選び、発動できる。
②:フィールドに「海」が存在する場合、表側表示のこのカードは以下の効果を得る。
●1ターンに1度、自分フィールドの水属性モンスター1体をエンドフェイズまで除外して発動できる。このターン、自分フィールドの表側表示の魔法・罠カードは相手の効果では破壊されない。
●元々のレベルが5以上の自分の水属性モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動する。その相手モンスターを破壊する。
表側表示の魔法・罠カードを守る効果で《E・HERO アブソルートZero》を除外して疑似《サンダー・ボルト》が使えるコンボが登場時に話題になりましたね。
当時はパッとしない扱いを受けていた、「レベル5以上の水属性モンスターが相手モンスターと戦闘を行う場合、効果破壊する」という効果も、《神・スライム》という攻撃対象を吸い寄せる星5以上の水属性モンスターが判明した今では中々考察し甲斐のある効果になっているのではないでしょうか?
《神・スライム》と《城塞クジラ》《潜海奇襲》が並ぶと、
攻撃⇒《神・スライム》しか攻撃対象に出来ないが、戦闘を行うと《潜海奇襲》によって効果破壊されてしまう
効果⇒《神・スライム》しか対象に取れないが、1ターンに1度は《城塞クジラ》③効果で無効・破壊されてしまう
という中々に厄介な状態を生むことができます。
3.これって何かに使えない?
《水精鱗-アビスマンダー》
星4 水属性【魚族/効果】
ATK 100 / DEF 2000
墓地のこのカードをゲームから除外し、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールド上の全ての「水精鱗」と名のついたモンスターのレベルを1つ上げる。
●自分フィールド上の全ての「水精鱗」と名のついたモンスターのレベルを2つ上げる。
墓地から除外することで「水精鱗」モンスターのレベルを操作します。
複数体並びやすい「水精鱗」は《アビスフィアー》を利用した《水精鱗-アビスディーネ》《水精鱗-アビスリンデ》などでしょうか。この組み合わせで効果を使えば、星4モンスター×2もしくは星1モンスター×2が準備出来ます。
とはいえX召喚をするだけであれば、わざわざこんな手間を踏まなくても《カッター・シャーク》《ランタン・シャーク》で事足りてしまうので、《水精鱗-アビスマンダー》を使う場合には、EXデッキからの特殊召喚に制限が付かない点を利用してS召喚のレベル調整に使えると理想的ですね。
《水精鱗-メガロアビス》などの星7「水精鱗」のレベルを調整する動きも《カッター・シャーク》との差別化にはつながるため、そちらで考えてみるのも面白そうです。
4.終わりに
今回紹介したカード以外にも《ライトハンド・シャーク》《レフトハンド・シャーク》《フィッシュボーグ・アーチャー》《素早いアンコウ》などなど、墓地に送りたい優秀な魚族はたくさんいます!
が、ブログ定期更新の時間がヤバいので今回は割愛!興味がある人は効果をチェックだ!(丸投げ)(現在12時11分)
これまで目立った扱いを受けていなかった魚族強化。この調子で11期パックでは(最後の種族サポートが10年以上前の《炎帝近衛兵》で止まっている)炎族にも何かしら強化が来ると嬉しいですね。
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