しゅがーの(遊戯王)ブログ

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【遊戯王】《魔玩具厄瓶(デストーイ・ポット)》で手札をやりくり!

 

RISE OF DUELISTでまさかの「ファーニマル」「エッジインプ」「デストーイ」強化が公開されました。

 

今回のパックから所謂「アニメ枠」カードが無くなるため、その分過去テーマにどんどんと新規が与えられているようですね。

 

どんどん過去の資産を食いつぶしているようで若干の不安はありますが……まだ11期パックシリーズも1つ目、これからの商品展開を楽しみにしましょう。

 

さて、今回はタイトル通り個人的な注目カード《魔玩具厄瓶(デストーイ・ポット)》を考察していきます!

 

上手く使えればいつもデッキを考える際に必要としていた部分が埋まるのですが……

 

 

 

1.まずは《魔玩具厄瓶》のテキスト確認

【永続罠】

①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「トイポット」として扱う。
②:1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。自分はデッキから1枚ドローし、お互いに確認する。それが「エッジインプ」モンスターだった場合、フィールドのカード1枚を選んで破壊できる。違った場合、手札を1枚選んでデッキの一番上または一番下に戻す。
③:このカードが墓地へ送られた場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力をターン終了時まで半分にする。

 

①効果

 フィールド・墓地に存在する限り《トイポイット》として扱う効果。

 

《トイポット》

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【永続魔法】
(1):1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。自分はデッキから1枚ドローし、お互いに確認する。確認したカードが「ファーニマル」モンスターだった場合、手札からモンスター1体を特殊召喚できる。違った場合、そのドローしたカードを捨てる。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「エッジインプ・シザー」1体または「ファーニマル」モンスター1体を手札に加える。

 

カード名の読みが「デス”トーイ・ポット”」と、言葉遊びになっている部分と重ねた効果になっています。

 

ルール上《トイポット》として扱う効果ではないので《ファーニマル・ベア》によってサーチすることはできませんが、他に「ファーニマル」モンスターを準備できれば《ファーニマル・ウィング》によるドローには使用できます。

 

②効果

先に挙げた本家《トイポット》のようなドロー効果。

 

大きな違いとしては……

●自分ターン・相手ターンで計2回の発動ができる(永続罠なので)。

●参照するモンスターが「エッジインプ」(《トイポット》は「ファーニマル」参照)。

●「エッジインプ」モンスターをドローできれば対象を取らない破壊効果が使える。

●「エッジインプ」モンスターを引けなかった場合、手札が1枚デッキトップorボトム(《トイポット》はドローしたカードが墓地行き)。

 

元の《トイポット》が登場からかなり時間の経ったカードとは言え、大幅にテキストが盛られています。

特に「エッジインプ」を引いた場合に発動する破壊効果は、チェーンを組む時点では破壊が不確定の上に対象を取らない効果なので、止めるかどうかの見極めが難しい厄介な効果です。

 

③効果

墓地へ送られた時に相手モンスター1体の攻撃力を半減する効果。

本家《トイポット》と違い、《ファーニマル・ベア》からサーチし、《ファーニマル・ウィング》を絡めて即座に墓地へ送る動きが取りづらいため、狙ってスムーズに使うのは難しそうな印象です。

 

とはいえ、墓地へ送られた時に後続のモンスターをサーチする《トイポット》と違い、こちらは戦闘補助になる効果なので、そもそも同じ運用を狙わない方がいいかもしれません。

 

融合召喚成功時に自分・相手フィールドのカードを1枚ずつ破壊する効果を持つ新規融合モンスター《デストーイ・クルーエル・ホエール》や、破壊対象が相手フィールドに限らない《デストーイ・シザー・タイガー》などの効果で、相手フィールドのカードを破壊する”ついで”に墓地へ送り、戦闘ダメージを増加してフィニッシュにつなげるのが良いかもしれません。

 

勿論、自身の②効果で「エッジインプ」をドローして自壊しても良いですしね。

 

《デストーイ・クルーエル・ホエール》

星9 水属性【悪魔族/融合/効果】

ATK 2600 / DEF 2400

「エッジインプ」モンスター+「ファーニマル」モンスター
①:このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。自分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ選んで破壊する。
②:1ターンに1度、自分フィールドの融合モンスター1体を対象として発動できる。デッキ・EXデッキから「デストーイ・クルーエル・ホエール」以外の「デストーイ」カード1枚を墓地へ送り、対象のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、自身の元々の攻撃力の半分だけアップする。この効果は相手ターンでも発動できる。

 

《デストーイ・シザー・タイガー》

 

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星6 闇属性【悪魔族/融合/効果】

ATK 1900 / DEF 1200
「エッジインプ・シザー」+「ファーニマル」モンスター1体以上
①:「デストーイ・シザー・タイガー」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが融合召喚に成功した時、このカードの融合素材としたモンスターの数まで、フィールドのカードを対象として発動できる。そのカードを破壊する。
③:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの「デストーイ」モンスターの攻撃力は、自分フィールドの「ファーニマル」モンスター及び「デストーイ」モンスターの数×300アップする。

 

 

2.本題:このカードのイチオシポイント!

 

やっと本題です!

 

ここまで効果を紹介してきた《魔玩具厄瓶》、皆さんもうお気づきかと思いますが……デストーイ抜きのデッキでも、非常に便利な手札交換カードとして使えます!

 

★イチオシポイント1:任意のカードを「捨てる」事が出来る!

 

1ターンに1度、「手札を捨てて」発動できる《魔玩具厄瓶》

《星杯の妖精リース》ではモンスター、《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》では魔法カード…といった具合に、比較的デッキの軸にしやすい手札コストを払うことで何かを得る効果を持つカードは、捨てるカードの種類が指定されがちです。

 

しかしこの《魔玩具厄瓶》は種類を問わない上に「捨てる」ことができます。

「暗黒界」や、最近幻魔ストラクに再録された《魔轟神獣ケルベラル》などがいい例ですが、遊戯王において「墓地へ送る」「捨てる」の間には大きな差があり、便利なドローエンジンである《闇の増産工場》では果たせなかった役割です。

 

★イチオシポイント2:継続的なサーチカードの”不発”を防ぐ

 

②効果で「エッジインプ」モンスターを引けなかった場合、手札を1枚デッキトップorデッキボトムに戻さなくてはならない…いえ、戻すことができます!

 

一見ただただ枚数的な損をして(コストで-1枚、ドローで±0枚、戻しで‐1枚、計‐1枚)はいますが、ここに継続的に効果を使うサーチカードが絡んでくると話が変わります。

 

例えば《紫宵の機界騎士》

 

「機界騎士」を少数出張したデッキで、既に《紫宵の機界騎士》効果で毎ターンサーチが安定しているのにデッキトップから「機界騎士」モンスターを引いてしまった…というような状況に覚えはないでしょうか。

 

そんな時に《魔玩具厄瓶》の効果を使えば、デッキボトムに引いてしまったカードを戻して《紫宵の機界騎士》でサーチし直すことで、手札枚数は±0枚、実質ドローフェイズをやり直した状態にできます。

 

…とまぁ、屁理屈ではありますが、要は「ドローフェイズの素引きによるストレスを低減できる」という話です。

 

デッキボトムに戻してサーチし直す、という動きは、前の項でも例に挙げた《闇の増産工場》による手札交換では出来ない仕事として十分価値があると考えています。

場のモンスターを墓地へ送れる点では《闇の増産工場》にも優位があるので、一概にどちらが優れている、という話ではありません。

 

★イチオシポイント3:アクセスが容易

 

先程から何度も名前を挙げている《闇の増産工場》に代表されるような、永続的な手札交換のエンジンとなるカードは、カテゴリに属さないことが殆どです。

 

素引きを狙うために枚数を増やし、結果として名称ターン1でしか効果を使えないカードが複数被る…なんて事態もしばしば起こります。

 

その点《魔玩具厄瓶》は「デストーイ」の名前を持っている為《エッジインプ・チェーン》からサーチ可能です。

 

《エッジインプ・チェーン》

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星4 闇属性【悪魔族/効果】

ATK 1200 / DEF 1800

「エッジインプ・チェーン」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

①:このカードの攻撃宣言時に発動できる。デッキから「エッジインプ・チェーン」1体を手札に加える。

②:このカードが手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「デストーイ」カード1枚を手札に加える。

 

《エッジインプ・チェーン》自身は《魔玩具補綴》《召喚僧サモンプリースト》で持ってくることも出来るため、《魔界発現世行きデスガイド》非対応の星4悪魔族ですが、そこまで不便にはならない事でしょう。

 

 

4.終わりに

 

新規「ファーニマル」関連の中でもイチオシカード、《魔玩具厄瓶》の紹介でした。

 

あくまでカタログスペック上の紹介ですので、実際に使った場合にどうなるか、発売が楽しみです。

 

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