【遊戯王】《暗黒騎士ガイアオリジン》はそこまで出来るヤツじゃない。
Vジャンプ6月号(4月21日発売)付録カード《暗黒騎士ガイアオリジン》が昨日公開されました。
何やら色々なコンボがTwitterのTL上に流れていたのですが、「それって本当にできるの…?」という物も多かったので、効果解説ついでにその辺も併せて紹介していきたいと思います!
1.《暗黒騎士ガイアオリジン》
星4 地属性【戦士族/効果】
ATK 1600 / DEF 1200
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札からレベル5以上のモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:戦士族モンスターをアドバンス召喚する場合、このカードは2体分のリリースにできる。
③:自分・相手のバトルフェイズに、墓地のこのカードを除外し、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つフィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力は元々の数値になる。
今回特に話題になっていたのは③効果ですね。
2.《光と闇の竜》の攻撃力をリセッ…ト…?
見かけた話題その1。
攻守が変動するモンスターとしてはある種お馴染みのカード《光と闇の竜》。
《光と闇の竜》
星8 光属性【ドラゴン族/効果】
ATK 2800 / DEF 2400
このカードは特殊召喚できない。このカードの属性は「闇」としても扱う。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にする。この効果でカードの発動を無効にする度に、このカードの攻撃力と守備力は500ポイントダウンする。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に存在するモンスター1体を選択して発動する。自分フィールド上のカードを全て破壊する。選択したモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
モンスター効果・魔法・罠を無効にする度に攻撃力・守備力が下がっていく《光と闇の竜》。
《暗黒騎士ガイアオリジン》③効果でコイツの攻撃力をリセットしよう!というツイートを何件か見かけましたが、《光と闇の竜》には以下のような裁定が下りています。
Q.「光と闇の竜」の攻撃力・守備力が500未満の場合でも、『効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にする』という効果は発動しますか?
A.「光と闇の竜」の『発動を無効にする』という効果は、攻撃力、もしくは守備力が500未満の場合でも発動自体はしますが、攻撃力・守備力を500ポイント下げる事ができませんので、発動を無効にするという効果は適用されません。
攻撃力・守備力を500ポイント下げれない時は、効果は発動するけど無効にする効果が適用されないよ!という、まぁテキストの通りだよねーというお話。
つまり《暗黒騎士ガイアオリジン》でいくら攻撃力をリセットしようと、《光と闇の竜》で無効にできる回数が増えるわけでは無いので要注意です。
一応、効果の発動自体は行われるので、チェーンブロックを重ねることに意味のあるデッキにおいては使いどころが生まれる…かも……?
3.リリース無しで召喚した《神獣王バルバロス》に対して効果を……
見かけた話題その2。
《神獣王バルバロス》や、最近登場した《眩月龍セレグレア》など、所謂「妥協召喚モンスター」に対する効果の発動ですね。
《神獣王バルバロス》
星8 地属性【獣戦士族/効果】
ATK 3000 / DEF 1900
①:このカードはリリースなしで通常召喚できる。
②:このカードの①の方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
③:このカードはモンスター3体をリリースして召喚する事もできる。
④:このカードがこのカードの③の方法で召喚に成功した場合に発動する。相手フィールドのカードを全て破壊する。
これはあくまで、過去の処理による類推の話でしかありませんが……そもそも効果打てないんじゃないの?と思っています。
《暗黒騎士ガイアオリジン》の③効果は、そもそも「元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つフィールドのモンスター1体を対象として」発動する必要があります。
妥協召喚モンスターは上記の《神獣王バルバロス》のテキストに代表されるように、元々の攻撃力を変動した状態で召喚されるため、「元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ」という扱いにならないのでは…?という疑問が生まれます。
過去には《No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》の効果はリリース無しで召喚した《神獣王バルバロス》に対して発動できないなどの例もあったので、処理に変更が無ければ《暗黒騎士ガイアオリジン》も同様になるのではないでしょうか。
発売後の確認が必要そうですね。
《No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》
R4 水属性【天使族/エクシーズ/効果】
ATK 2400 / DEF 1200
レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを破壊し、デッキからカードを1枚ドローする。この効果は相手ターンでも発動できる。
3.終わりに
《暗黒騎士ガイアオリジン》、話題になるほど華のあるカードかな……?というのが現時点での感想です。
今回はダメ出しばかりの内容になりましたが、次回は「じゃあ《暗黒騎士ガイアオリジン》は何なら上手く使えそうなのか?」という点を紹介したいと思います!
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