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【遊戯王】《深海の都 マガラニカ》って?RISE OF DUELIST収録カードをおさらい!

 

RISE OF THE DUELIST、いよいよ明日発売ですね。

各種カードショップの営業自粛なんかで普段通りに購入できない方、時期を見て通販でのシングル購入だけで済ませる方、色々かと思います。

 

そんな最新パックですが、正直ここ2週間ほどで一気に収録カードの情報が増えすぎて、かなり初期に公開されたカードをそろそろ忘れてきてませんか?

僕は遊戯王wikiでリスト見返すまで記憶から飛んでたカードだらけでした。

 

例えばタイトルにも入れた《深海の都 マガラニカ》

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前パックであるETERNITY CODEで登場した「深海」テーマであることに加えて、公開が2月13日ともう2か月も前になるので記憶から飛んでいたカードの1枚です。

 

ということで発売直前の今回は「そういえばこいつも最新パック収録だったね」というようなカードたちを紹介していきます。

 

 

 

1.懐かしコンボ再興?《深海の都 マガラニカ》

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【フィールド魔法】

このカード名はルール上「海」として扱う。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから水属性モンスター1体を選んでデッキの一番上に置く事ができる。
②:1ターンに1度、自分フィールドの水属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルをターン終了時まで1つまたは2つ上げる。
③:1ターンに1度、自分メインフェイズに、自分が水属性Sモンスターの特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手の手札を確認し、その中からカード1枚を選んでエンドフェイズまで表側表示で除外する。

 

発動時の効果処理として、デッキトップに水属性モンスターを置くことができます。

水属性、デッキトップ操作…となると、《リチュア・ディバイナー》が思いつきます。

 

《リチュア・ディバイナー》 

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星3 水属性【海竜族/効果】

ATK 1200 / DEF 800

1ターンに1度、カード名を1つ宣言して発動する事ができる。自分のデッキの一番上のカードをめくり、それが宣言したカードだった場合手札に加える。違った場合、自分のデッキの一番上に戻す。

 

《深海のディーヴァ》から《リチュア・ディバイナー》特殊召喚し、デッキトップのカードを手札に加えて1アド稼ぎ…という懐かしいデッキタイプ。《デーモンの宣告》なども採用した【天変地異】の一種として使われることもありましたね。

 

元々《天変地異》《デーモンの宣告》などの永続魔法が並びやすいことから《氷結界の虎王ドゥローレン》とは相性抜群でしたが、《深海のディーヴァ》からS召喚しづらいことが若干ネックでした。

 

しかし《深海の都 マガラニカ》の②効果で「自分フィールドの水属性モンスターのレベルを1つまたは2つ上げる」事が出来るので、《深海のディーヴァ》から出した《リチュア・ディバイナー》のレベルを上げることで、《氷結界の虎王ドゥローレン》へのスムーズなアクセスが可能になります!

 

《氷結界の虎王ドゥローレン》のS召喚で《深海の都 マガラニカ》の③効果も誘発し(エンドフェイズまでとはいえ)疑似ハンデスも行える上、①②③効果どれにも名称ターン1がない事を利用して、《デーモンの宣告》などを駆使してデッキ内の水属性モンスターをひたすらハンドに回収することも出来るかもしれません。

 

ニコニコ動画時代の「ミソのデュエルのミソ」で《リチュア・ディバイナー》を使うことに憧れた僕と同世代の皆さん、懐かしいコンボをもう一度使ってみるのはいかがですか?

 

 

2.意外と居なかった雑な吊り上げ《斬機ダイア》

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星4 光属性【サイバース族/チューナー/効果】

ATK 1000 / DEF 1500

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のサイバース族・レベル4モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは効果を発動できない。
②:フィールドのこのカードを素材としてS・X召喚した「斬機」モンスターは以下の効果を得る。
●このカードが特殊召喚に成功したターンに1度、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動できる。その効果を無効にする。

 

召喚時に墓地の星4サイバース族を吊り上げる効果を持っています。

検索してみるとわかりますが、一見対象が広いようなこの効果も実はそこまで吊り上げ可能なモンスターは多くなく、40体弱しか居ません。

 

その中でも《斬機ダイア》「この効果で特殊召喚したモンスターは効果を発動できない」制約の影響を受けず、なおかつ②効果を活かすためにS召喚orX召喚の素材にしても効果の出るカード、とまで絞ると片手で数えるほどになります。リンク素材になった場合の効果を持つモンスターは多いんですけどね。

 

★候補1:《サイバース・ガジェット》

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星4 光属性【サイバース族/効果】

ATK 1400 / DEF 300

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。自分フィールドに「ガジェット・トークン」(サイバース族・光・星2・攻/守0)1体を特殊召喚する。

 

 フィールドから墓地へ送られる、という緩い条件でトークンを残していくことができるので、《斬機ダイア》で吊り上げてそのまま星8のS召喚を行うことで効果が発動できます。

 

《斬機ダイア》の②効果を活かすことまで考えると、チューナーである《炎斬機マグマ》をS召喚、星2のガジェットトークンと共に《白闘気双頭神龍(ホワイト・オーラ・バイファムート)》をS召喚するのが良いかもしれません。

 

★候補2:《斬機マルチプライヤー》

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星4 地属性【サイバース族/効果】

ATK 500 / DEF 2000

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドのサイバース族・レベル4モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルをターン終了時まで8にする。

②:このカードが墓地へ送られた場合、EXモンスターゾーンの自分のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで倍になる。

 

こちらは《サイバース・ガジェット》と違い、フィールド以外から墓地へ送られても効果を発動するためS・X素材を問いません。

 

攻撃力を倍にする、という効果自体はシンプルですが、《斬機ダイア》が②効果で付与できる「このカードが特殊召喚に成功したターンに1度、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動できる。その効果を無効にする。」という効果を考えると、大抵の大型モンスターを簡単に処理できる強力なモンスターを手札1枚から作ることができます。

 

この時に出すモンスターを《炎斬機マグマ》にすると、相手モンスターを戦闘破壊した際に相手フィールドのカード2枚を破壊する効果を発動する事も簡単になります。トップドローの《斬機ダイア》が戦況をひっくり返すことも今後多発するかも?

 

類似条件で2回攻撃を付与できる《斬機ナプラ》も便利なカードではありますが、本人がチューナーであることから、実質的に《斬機ダイア》とはX召喚しか出来ないため、相性はイマイチのように感じます。

 

★候補3:《転生炎獣ゼブロイドX》

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星4 炎属性【サイバース族/効果】

ATK 1500 / DEF 1000

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードが墓地に存在し、自分の「サラマングレイト」リンクモンスターが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。自分の墓地からこのカードを含むレベル4の「サラマングレイト」モンスター2体を選んで効果を無効にして特殊召喚し、その2体のみを素材として「サラマングレイト」モンスター1体をX召喚する。

②:フィールドのこのカードを素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。

●このカードの攻撃力はこのカードのX素材の数×300アップする。

 

攻撃力の上昇率で言えば《斬機マルチプライヤー》に劣る《転生炎獣ゼブロイドX》

しかし新ルールによってリンクマーカー先が無くともメインモンスターゾーンにXモンスターを出しても良くなった現状では、EXモンスターゾーンのモンスターの攻撃力しか2倍に出来ないのは不便な場面もあるでしょう。

 

また、こちらの場合は攻撃力を倍化するモンスターのゾーンだけでなく種族も問わず、攻撃力の変動は永続です。

《武神姫-アマテラス》のような自ターン、相手ターンで往復して効果を使いたいようなモンスターを維持する場合にはこちらの方が《斬機マルチプライヤー》よりも優位にあるでしょう。

 

一気に強力なモンスターを作って決めに行くような従来の「斬機」としての運用であれば《斬機マルチプライヤー》、コントロール寄りの運用であれば《転生炎獣ゼブロイドX》といった使い分けにもできそうです。

 

もちろん、両方採用して状況に応じて使い分けてもいいですしね。

 

 

3.《マシンナーズ・カーネル大幅強化《奇動装置メイルファクター》

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星1 闇属性【機械族/ユニオン/効果】

ATK 500 / DEF 0
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象とし、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備されているこのカードを特殊召喚する。
②:モンスターに装備されているこのカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。

 

装備モンスターの戦闘・効果破壊の身代わりになりつつ、その効果によって破壊されると自動的に特殊召喚されフィールドに戻ってきます。

 

この身代わり効果を使用するのが相手ターンであれば、自ターンに再度装備効果を使うことで、同じ動きが繰り返せるというわけですね。

 

登場時期を考えるとデザイナーズコンボなのでしょうが、《マシンナーズ・カーネルとの相性はこれ以上ないほど抜群です。

 

《マシンナーズ・カーネル効果で相手ターンに攻撃力3,000以下を全体破壊しつつ、自身は《奇動装置メイルファクター》を身代りにフィールドに残り、また《奇動装置メイルファクター》も、自身の②効果でフィールドに特殊召喚されます。

 

破壊効果を使うタイミング次第では相手はそれ以上何もできなくなり、フィールドに《マシンナーズ・カーネル《奇動装置メイルファクター》が残った状態でターンが返ってくるでしょう。

 

今回のパックには手札・フィールドから墓地へ送ることで「マシンナーズ」モンスターの攻撃力を1,200アップする(=《マシンナーズ・カーネルの効果破壊範囲が広がる)《マシンナーズ・リザーブレイク》も収録されるため、《マシンナーズ・カーネルだけで相手のフィールドをめちゃくちゃにするハイビートデッキも案外現実的かもしれません。

 

……やっぱり《マシンナーズ・カーネル》の効果、やりすぎなのでは?

 

 

4.終わりに

 

早いうちに情報の出ていたカードのうち、新規カテゴリではないカードたちから3枚を紹介しました。

 

 

他にも《ブロック・ドラゴン》のために作られたようなカードである《ネメシス・キーストーン》などの面白いカードがまだまだ存在するので、改めてカードリストを振り返ってみるのもおすすめですよ。

 

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