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【遊戯王】《旋壊のヴェスペネイト》はランク4デッキの救世主!?

 

RISE OF THE DUELIST収録カードから、お気に入りカード《旋壊のヴェスペネイト》の紹介です。

 

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R5 地属性【機械族/エクシーズ/効果】

ATK 2500 / DEF 2100

レベル5モンスター×2
「旋壊のヴェスペネイト」は1ターンに1度、自分フィールドのランク4のXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
このカードはX召喚されたターンにはX素材にできない。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
②:X召喚したこのカードが相手によって破壊された場合、自分の墓地のレベル5以下のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

 

ランク4に乗っけるだけX召喚が出来る変則ランク5モンスター。

それは良いけど内蔵効果が貫通ダメージ+相手依存の蘇生ってのは地味じゃない?

 

いえいえそれだけで十分なんです、という紹介です!

 

 

 

1.攻撃力の水増しだけで十分!

 

実はランク4モンスターは強力な効果に反して攻撃力が高いモンスターは多くありません。

特に、素材縛りの無いレベル4×2モンスターで《旋壊のヴェスペネイト》の2500以上の攻撃力を持つモンスターは……

《No.85 クレイジー・ボックス》 3000

《ジェムナイト・パール》 2600

《No.39 希望皇ホープ》 2500

《希望の魔術師》 2500

《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》 2500

ファイアウォール・X・ドラゴン》 2500

 

なんとたったこれだけ。

さらにこの中で、「デッキを回すエンジンになりうるドロー・サーチ・蘇生に類する効果」を持っているカードは0枚です。

《No.85 クレイジー・ボックス》でサイコロを任意に操れるプレイヤーはまた別ですが……

 

つまり裏を返せば、《旋壊のヴェスペネイト》「デッキのエンジンとして仕事をするランク4の効果使用後に重ねるだけで攻撃力を水増しできる」ことがほぼ確定しているカードということになります。

 

例えば《No.60 刻不知のデュガレス》

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R4 炎属性【悪魔族/エクシーズ/効果】

ATK 1200 / DEF 1200

レベル4モンスター×2
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードのX素材を2つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。次の自分ドローフェイズをスキップする。
●自分の墓地からモンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。次の自分メインフェイズ1をスキップする。
●自分フィールドのモンスター1体を選び、その攻撃力をターン終了時まで倍にする。次の自分ターンのバトルフェイズをスキップする。

 

選択できる3つの効果はいずれも展開に貢献し、特に攻撃力をターン終了時まで倍にする効果は使いどころによってはゲームを一気に動かします。

 

唯一の使いづらさと言えば本人のステータスが低すぎるところでしたが、ここを《旋壊のヴェスペネイト》は解消します。

 

これまで効果を使用した後の《No.60 刻不知のデュガレス》を元々の攻撃力以上にするには、RUMを使ってランク5のCNo,にする、他のモンスターを追加して、より攻撃力の高いリンクモンスターをリンク召喚するなど、なんらかの消費を必要としてきました。

 

しかし《旋壊のヴェスペネイト》はEXデッキから重ねるだけで《No.60 刻不知のデュガレス》のほぼ2倍の攻撃力にすることができます。

 

効果で攻撃力を2倍にしたモンスターと一緒にフィニッシュするもよし、そうでない場合での相手からの殴り返しに備えるという意味でも攻撃力が高いに越したことはありません。どうせX素材は2枚使いきっています。

 

 

2.ステータスを書き換える、という使い方

 

《旋壊のヴェスペネイト》は蜂のような見た目に反して地属性・機械族のモンスターです。

この属性・種族は「無限起動」を始めとして、最近の機械族が関連する効果を多く持っているステータスです。

 

例えば《弾丸特急バレット・ライナー》は自分フィールドのモンスターが機械族・地属性の時のみ手札から特殊召喚が可能なモンスターです。

 

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星10 地属性【機械族/効果】

ATK 3000 / DEF 0

このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドのモンスターが機械族・地属性モンスターのみの場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

②:このカードの攻撃宣言の際に、自分はこのカード以外の自分フィールドのカード2枚を墓地へ送らなければならない。

③:このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに、「弾丸特急バレット・ライナー」以外の自分の墓地の機械族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

 

なんらかの展開ルート上、《弾丸特急バレット・ライナー》を手札から出したいのにどうしても機械族・地属性以外のランク4が場に残ってしまう…!なんてことになった場合(あるかはわかりませんが)。

 

ランク4モンスターに《旋壊のヴェスペネイト》を重ねてしまう事で《弾丸特急バレット・ライナー》の①効果条件を満たすことができます。

 

他にも似たような考え方をすれば、先程も紹介した《No.60 刻不知のデュガレス》で機械族・地属性モンスターを墓地から特殊召喚した後に《旋壊のヴェスペネイト》になることで、《機関重連アンガー・ナックル》《古代の機械弩士》をリンク召喚する条件を満たします。

 

もしくは《紋章獣ユニコーンが効果を無効にして墓地から特殊召喚した《No.22 紋章祖プレイン・コート》に重ねることで、それまで【紋章獣】だと思っていた相手に突然機械族の混成された動きを見せて先の展開を読めなくするデッキ、というのも面白そうです。

 

EXデッキを1枠割く価値があるかどうかは人それぞれですが、単純な攻撃力2500で重ねられるXモンスター、という見方以上に色々な使い方のポテンシャルを持っています。

 

 

 

3.終わりに

 

最新パックイチオシカード《旋壊のヴェスペネイト》の紹介でした。

《ダイガスタ・エメラル》2体で1枚の《旋壊のヴェスペネイト》を使いまわし続けるような使い方も便利そうな良いカードなので、皆さんも是非使い方を考察してみてください!

 

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