デッキ紹介【HaNaZaKaRi】
そろそろ初投稿じゃないです。
《ガーデン・ローズ・メイデン》
ATK/1600 DEF/2400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ブラック・ガーデン」1枚を選んで手札に加える。
(2):墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の、「ローズ・ドラゴン」モンスターまたはドラゴン族Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
ついに登場した《ブラック・ガーデン》を指定して触るシンクロモンスター。
一時期のファンデッキ界隈(ニコニコデュエル動画界隈ともいう)ではよく見るカードだっただけに思い入れの多い方も多いんじゃないでしょうか。
今回はそんな《ガーデン・ローズ・メイデン》のテキストを隅から隅までしゃぶりつくす、そんなデッキとなっております。
【HaNaZaKaRi】
メインデッキ:50枚
モンスター:27枚
《召喚僧サモンプリースト》 3
《終末の騎士》 3
《D-HERO ディアボリックガイ》 3
《TG-ストライカー》 3
《アタック・ゲイナー》 1
《ジャンク・シンクロン》 1
《天帝従騎イデア》 2
《冥帝従騎エイドス》 1
《冥帝エレボス》 1
《グローアップ・ブルーム》 1
《幻影騎士団ダスティローブ》 1
《幻影騎士団フラジャイルアーマー》 1
《Em ダメージ・ジャグラー》 1
《Em トリック・クラウン》 1
《ヴァイロン・キューブ》 1
《亡龍の戦慄 デストルドー》 1
《BF-精鋭のゼピュロス》 1
《切れぎみ隊長》 1
魔法:15枚
《おろかな埋葬》 1
《ギャラクシー・サイクロン》 1
《汎神の帝王》 3
《再臨の帝王》 1
《D・D・R》 3
《執念の剣》 1
《月鏡の盾》 1
《ブラック・ホール》 1
《貪欲な壺》 1
《ブラック・ガーデン》 2
罠:8枚
《真源の帝王》 3
《トゥルース・リィンフォース》 2
《幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ》 1
《仁王立ち》 1
《迷い風》 1
エクストラデッキ:15枚
《水晶機巧 ハリファイバー》 1
《トロイメア・ユニコーン》 1
《デコード・トーカー》 1
《ライトロード・ドミニオン キュリオス》 1
《フォーミュラ・シンクロン》 1
《虹光の宣告者》 1
《ガーデン・ローズ・メイデン》 1
《妖精竜 エンシェント》 1
《ブラックローズ・ドラゴン》 1
《シューティング・ライザー・ドラゴン》 1
《ヴァレルロード・S・ドラゴン》 1
《PSYフレームロード・Ω》 1
《氷結界の龍 トリシューラ》 1
《琰魔竜 レッドデーモン・アビス》 1
●メインコンセプト
ローズメイデンの効果は要約すると次の二つ。
①特殊召喚成功時にデッキor墓地からブラックガーデンを手札に加える
②墓地から除外してドラゴン族Sモンスターを墓地から特殊召喚
特に強力なのは②の効果。
てっきりローズ・ドラゴンの専用サポートと思いきやドラゴン族Sであればあんなカードからこんなカードまでなんでも蘇生可能なやんちゃテキスト。
PSYフレームロード・Ωで何度も墓地に戻して毎ターンドラゴン族を蘇生、なんて動きは採用デッキではよく見かける動きですね。
ところがここで①の効果を読んでみましょう。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ブラック・ガーデン」1枚を選んで手札に加える。
そう、ブラックガーデンを回収する効果のトリガーとなる特殊召喚はシンクロ召喚でなくてもよく、なおかつブラックガーデンは墓地からも回収できるため、使い回しを行うことができるのです。
そんなこと書かれたら、ブラックガーデンを何回も使いたくなっちゃいますよね。(貧乏性)
つまり
①墓地から除外してドラゴン族Sを蘇生しつつ、
②除外ゾーンから特殊召喚してブラックガーデンを使いまわし、
③ブラックガーデンの蘇生効果も活かしながら、
④除外ゾーンからの回収カードも使いまわす
ことができれば完璧ですね。
こんな条件、早々都合よくいくわけが……
あるんだな、それが。
ローズメイデンの②効果:妖精竜を墓地からSS
DDR:ローズメイデンを除外ゾーンからSS(ブラックガーデンを回収)
ブラックガーデンを発動:妖精竜効果で1ドロー(=DDRコストの損失1枚分回収)、相手場攻撃表示1体破壊。
ここから大きく2つのパターンに分岐します。
A:(真源の帝王などで)ローズトークンを増やして植物族の合計攻撃力を2400にしてブラックガーデン効果を起動
⇒墓地のキュリオスをSS
⇒キュリオス破壊時にDDRを回収
⇒次ターンも墓地のメイデン効果起動から入ることで蘇生サイクルを成立
B:モンスターを増やさず、ローズメイデン(ATK1600)だけでブラックガーデン効果を起動
⇒墓地のイゾルデをSS
⇒イゾルデ効果でTGストライカーをSS、妖精竜+ストライカーでレッドデーモン・アビスをSS(次ターン以降のローズメイデン蘇生先にアビスを追加)
相手が何度盤面を破壊しようと、蘇生サイクルによって盤面を維持することができます。
アビスが攻撃力3200と、ガーデンで蘇生しやすい800の倍数なのも地味に推しポイント。
一回もその効果で蘇生したことないですけど。
●展開ルート(読み飛ばしていいよ!)
僕自身は展開ルートとか文字で書かれてもわかりづらいんで読み飛ばす派なんですけど、「お前は読まなくても読みたいやつは居るんだよ!」と圧力をかけられたので一応残しておきます。
この動きができない時用の小ネタもちょこちょこ入れてるんですけど、そこまで書くときりがないので一番強いとこだけ。
興味ない方なんかはすこーしスクロールして次の項目から読んでください。
●初動
サモプリ+魔法
⇒サモプリNS、終末の騎士SS(効果でディアボリックガイ墓地へ)
⇒ディアボA効果、ディアボBをSS
⇒終末+ディアボB=イゾルデ(切れぎみサーチ)
⇒イゾルデ起動効果アタックゲイナーSS
⇒イゾルデ+アタックゲイナー=ハリファイバー(グローアップブルームSS)
⇒サモプリ+ブルーム=ローズメイデン(ブルーム効果でエレボス、ローズメイデン効果でブラックガーデンサーチ)
結果
フィールド:ハリファイバー+ローズメイデン
手札:ブラックガーデン、エレボス
●初動2
(相手ターン)
※前述のハリファイバー+ローズメイデンから
⇒ハリファイバー効果、シューティングライザーSS
⇒ライザー効果でダメージジャグラー墓地(☆7⇒☆3)
⇒ライザー+ローズメイデン=Ω
⇒Ω次ターンまで除外
(自分ターン)
スタンバイフェイズΩ帰還
⇒ローズメイデン墓地効果、シューティングライザーSS
⇒ダメージジャグラー効果、トリッククラウンサーチ、クラウンNS
⇒Ω(光サイキック)+ライザー(光ドラゴン)+クラウン(光魔法使い)=キュリオス
⇒好きなカードを墓地に落として、君だけの好きな展開を作ろう!!!
●採用理由
展開ルートを読み飛ばした皆さんお久しぶりです。ちゃんと読んだ方はお疲れ様です。
ここからは各パーツの大まかな採用理由とか。
◎サモプリ、終末、ディアボ
最強初動要員です。
ハリファイバー+ローズメイデンの盤面をイゾルデ経由しつつサクっと作れる一番お手軽な組み合わせでした。
◎戦士族チューナー軍団
・TG-ストライカー
攻撃力800なのでブラックガーデンで蘇生が容易な戦士族☆2チューナー。
妖精竜と組み合わせてアビスになったり、ブラックガーデン+真源の帝王で蘇生して召喚権使わずにブラックローズドラゴンで全破壊狙ったりとか。
こちらは蘇生サイクルがあるのでフィールド全壊も痛くないですしね。
・アタックゲイナー
イゾルデで呼ぶ☆1チューナー枠。こいつが良かった、というよりは他の☆1戦士族チューナーに明確な役割を与えられなかったので、消去法で「攻撃力ダウンを活用できる可能性がある」という点から選びました。
・ジャンクシンクロン
未だに最強の戦士族チューナーと疑わないスペック。
後述するイデアを釣り上げて帝王魔法罠のリサイクルができるので採用。
真源の帝王+ジャンク+イデアでトリシューラが投げれる他、ブラックガーデン下でNS+自身効果で釣り上げ、で2体のローズトークンが出せるため即座にイゾルデを釣り上げて展開につなげることも。
◎帝王
・帝王魔法罠
真源の帝王が光属性天使族のため、キュリオスの条件を満たしに行けるため採用。
汎神はサモプリコストから真源に繋がる最強のアドバンテージ札、再臨はイゾルデで落としておくことで真源のコストを1枚水増しできます。
・エレボス、グローアップブルーム
ローズメイデンを作るための☆1チューナーであるグローアップブルームから触ることができ、かつ真源+帝王魔法罠を一発で墓地に送れます。
自身効果でのデッキバウンスも破壊耐性持ちや墓地から動くカードが多い昨今ではいい仕事をしてくれます。
また墓地効果によって「終盤に手札で汎神が腐りがち」になる帝王出張の問題点も解決してくれます。
・イデア、エイドス、ダスティローブ、フラジャイルアーマー、トゥルースリィンフォース、ロストヴァンブレイズ
相手エンドフェイズのトゥルースリィンフォース⇒イデア+ダスティローブはイゾルデアクセス用の補助として採用。エイドスは2枚目以降のイデアで持って来る他、上記のエレボスを出す際にも働いてくれます。
ダスティローブのサーチ先については、イゾルデ経由のハリファイバーで呼んできたグローアップブルームとローズメイデンになれる☆4幻影騎士団であるフラジャイルアーマーを採用。こいつかクラックヘルムの2択って何やねん。
フラジャイル素引き時のために、防御やシューティングライザーを用いたアクセルシンクロのレベル調整に使えるロストヴァンブレイズも刺しています。
◎その他メインデッキ
・ダメージジャグラー&トリッククラウン
「シューティングライザーで落とせる☆4(レベル調整)」かつ「サイキック族、ドラゴン族以外の光属性モンスターにアクセスできる札」ということで採用。
展開ルートの項でも書いてますが、
・ライザー+ローズメイデンのΩ(光サイキック)
・ローズメイデンで蘇生したライザー(光ドラゴン)
・トリッククラウン(光魔法使い)
の3体でキュリオスが作れます。
ちなみにこの展開手段を某下町デュエルでおなじみの山賊某ンタさんにぶつけたところ「こんなに弱いキュリオスの出し方は初めて見た」との感想を頂きました。
その他の方々からも「メイン2にやれ」や「せめて殴ってからでよくない?」などの感想を頂いております。
メイン1でやるメリットは
・バトルフェイズ中にΩが除去される危険のケア
・ローズメイデンを除外ゾーンに置いて置ける(=DDR持っていればさらなる展開)
なので個人的にはバトルは挟みたくないんですよね……
・ヴァイロンキューブ&切れぎみ隊長
イゾルデで切れぎみをサーチしておいた後、キュリオスでキューブを落とせばつり上げからの虹光シンクロで確実にDDRが握れます。
切れぎみについてはその他にもイデアつり上げ、ブラックガーデンの蘇生ライン調整など、ジャンクシンクロン同様の働きもできるので便利な1枚ですね。
終末から落として☆7シンクロを一発で作れるカードということで採用。
妖精竜エンシェントの有無は盤面の強さに大きくかかわるので、「ライフをケチって盤面が足りない」よりは「ライフ半分払って妖精竜を使える状況にする」の方が結果的にライフを守ることに繋がると考えています。
・ゼピュロス
終末から落として強いシリーズ。
ブラックガーデンや各種装備魔法をバウンスしたり、ジャンクシンクロンや切れぎみなどの優秀なモンスターを再利用したり。
・執念の剣、月鏡の盾
このデッキは「ブラックガーデンの効果で蘇生したイゾルデで繰り返し戦士族をリクルート」します。
その為、何度もイゾルデ効果で墓地に送れる装備魔法は必須でした。
制圧カードの多い盤面に打ち込むために採用。
役割としては、無効効果を撃たざるを得ない1枚と考えています。
キュリオスの自爆特攻で拾い直したり、ブラックローズによる全破壊で相手の盤面を崩すためのきっかけの1枚です。
・貪欲な壺
正直2枚目入れてもいいんじゃないかというレベル。
・ギャラクシーサイクロン、仁王立ち、迷い風
キュリオスの効果(固定落とし+ランダム)で落としても仕事をする魔法罠としての採用。
ギャラサイは未だにツイツイと迷っていますが、やはり墓地からも仕事をする点から優先度はこちらの方が高め。
・イゾルデ
まさかの攻撃力1600。
ローズメイデンSS、ブラックガーデンをサーチして即発動で蘇生できるので、ローズメイデンが実質的にイゾルデ専用の使いまわせる死者蘇生に。
・ハリファイバー
強ォォォォォォいッ説明不要!!
・キュリオス
攻撃力2400のため、ローズメイデン+ローズトークン1体で蘇生可能。
DDRの使いまわし他、貪欲な壺やブラックホールなどの優秀だけど複数枠取れなかったカードを回収します。
・トロイメアユニコーン
蘇生サイクルを回しているうちに、「Ωを墓地に送って墓地のカードを回収したい」なんて状況が多々あり、お手軽に出しつつ相手の盤面を触れる点から採用。ウチのユニコーン真面目なので自主帰宅はしません。
・デコードトーカー
ユニコーン同様、素材縛りの緩いリンク3として。
最終的に攻め込む際に対象耐性があることで安心感が跳ね上がります。
不意に真源の帝王をリンク先に出すことで相手の計算を狂わせることが出来るのも美味しいですね。
・フォーミュラシンクロン
ハリファイバーから出したり、切れぎみでアタックゲイナーを釣ったり。
ハリファイバーから出す際はローズメイデンや真源の帝王と組み合わせての7シンクロが主になるので、アクセルブラックローズで相手の場を一掃すると気持ちいい。
・虹光の宣告者
ヴァイロンキューブから簡単に出せる光シンクロ。
儀式カードは採用枠がない&素引き事故の点から採用してませんが、せっかくなら入れたいなぁ。
入れるのであれば、イゾルデからも触れるネクロス系統になるのかなーなんて。
・ガーデンローズメイデン
ブラックガーデンのサーチ効果、除外してのドラゴン蘇生、ATK1600とすべての要素を使い切れたんじゃないかなと自負しています。守備力は活かしようがないので許して。
・妖精竜、ブラックローズドラゴン、シューテイングライザードラゴン
メインパーツの採用理由の項で役割を書いた気がするので割愛。
・ヴァレルロードSドラゴン
☆4対象に出したデストルドー(☆3)+真源の帝王などからシンクロ。
展開過程でイゾルデ、キュリオスは確実に墓地に置いておけるので状況を選ばすに相手を制圧しに行けます。
カウンターを使い切った後もアビスの素材になれるのは強いですね。
欠点としては、ローズメイデンの蘇生効果で出した場合には効果がない3000バニラになってしまう点。ただし、ローズメイデンで蘇生する無効効果もちはアビスが居るのでそこまで気にしなくて良いかなとも。
・PSYフレームロードΩ
キュリオスの素材やDDRがない場合のローズメイデンの使いまわし、帝王カードの使いまわしなどなど。
でもおそらくこのデッキで1番やってる仕事は「雑にリンク素材に巻き込まれたのちに墓地のカードを回収」。
・氷結界の龍トリシューラ
デストルドーや真源の帝王、ロストヴァンブレイズ、ジャンクシンクロンなどの存在で比較的出しやすいため採用。
最近は見かけることも減りましたが(当社比)やはり対象を取らない除外は強いということを再確認します。
・琰魔竜レッドデーモンアビス
妖精竜とTGストライカーで作れる制圧系ドラゴン族シンクロ。
ベリアルが不採用なのは使用感から。ローズメイデンの蘇生サイクルがある以上、ベリアルを出すまでもない(出したことによってEXモンスターゾーンが埋まってしまう)場合が多かったのでアビス単騎での採用をしています。
●最後に
いかがだったでしょうか。
冒頭に書いた通り、僕がデュエル動画をよく見るようになった時期によく使われており、影響されてたくさんのデッキを組んだ《ブラック・ガーデン》を考えるのはとても楽しかったです。
攻撃力が800の倍数だから採用!なんて理由は久しぶりでした。
ちなみにデッキ名についてですが、組んでいる最中によく聞いていた藍井エイルの楽曲名から取っています。サンキューAmazonMusicUnlimited。
最近色んな方がコラ画像まみれの個性豊かなブログ記事を上げる中、デッキを紹介するしかできないクソブログですがこれからもよろしくお願いします。
~お詫び~
11月の【今月の与太話】ですが、”将太の寿司”の無料期間に夢中になっていたためにサボりました。
今後このようなことが無いように努めていきたいと思います。
大変申し訳ございませんでした。
でも先月も陰キャの記事上げてるし実質月刊デッキビルドしてるんだからぶっちゃけ許してほしい
以上!!!!!