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【遊戯王】Sモンスター編:新テーマ「魔救(アダマシア)」能力公開!岩石族デッキの救世主になるか!?

 

3月発売のデッキビルドパック シークレット・スレイヤーズに収録される新規テーマ「魔救(アダマシア)」!

 

今回は、EXデッキに入るシンクロモンスターと魔法罠カードの紹介になります。

 

↓メインデッキに入るアダマシアモンスターの紹介は前回の記事へ↓

sugar-deck.hatenablog.com

 

 

 

1.テーマ内シンクロ「魔救の奇跡(アダマシア・ライズ)」!

 

テーマ内のシンクロモンスター3体は、共通名称として「魔救の奇跡(アダマシア・ライズ)」という名前を持っています。

 

属性は非チューナーのアダマシアモンスター「魔救の奇石(アダマシア・クリスタ)」と同じの3属性

 

さらに、各シンクロモンスターの背中に乗る形でチューナーのアダマシアモンスターが描かれており、チューナーのアダマシアたちが発掘した奇石(非チューナ―)がモンスターの形に変化した…という流れが想像できます。(合計レベルも一緒)

 

3体の共通効果として、自身と同属性のモンスターが墓地に存在する場合に発動できる効果を持っています。この効果はアダマシアどころか岩石族すらも関係ない効果のため、汎用のシンクロモンスターとして覚えておいた方が良さそうです。

 

 

炎のアダマシア・ライズ《魔救の奇跡-レオナイト》

星6 炎属性【岩石族/シンクロ/効果】

ATK 2400 / DEF 2200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。自分のデッキの上からカードを5枚めくる。その中から「アダマシア」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。残りのカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。
②:相手ターンに、自分の墓地に炎属性モンスターが存在する場合、自分の墓地の岩石族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

イラスト:《魔救の追求者》星2チューナー + 《魔救の奇石-レオナイト》星4非チューナー

 

デッキトップ5枚の中からアダマシアカードを回収する①効果。

加えられるのは、アダマシア”カード”のため、魔法・罠を加えておけるのも優秀ですね。

 

手札に加えなかったカードはデッキボトムに行くので、前回記事での《魔救の追求者》の紹介同様、《一撃必殺!居合ドロー》の仕込みがより簡単になりそうです。

 

墓地の同属性を参照する効果は、墓地から岩石族を蘇生する効果。相手ターン限定とはいえ、種族・属性・レベル、全てに縛りがない自由度の高さを持っています。

 

別途墓地に準備する必要こそ出てしまいますが、相手ターンに蘇生する選択肢として、(岩石族デッキではお馴染みの)コアキメイルはおすすめです。

 

《コアキメイル・ウォール》でサーチ魔法を無効化したり、《コアキメイル・オーバードーズで召喚・特殊召喚を無効にする、相手の起点をつぶすようなパーミッション型デッキもいいかもしれません。

 

《コアキメイル・オーバードーズ

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星4 地属性【岩石族/効果】

ATK 1900 / DEF 1200

このカードのコントローラーは自分エンドフェイズ毎に手札から「コアキメイルの鋼核」1枚を墓地へ送るか、手札の岩石族モンスター1体を相手に見せる。または、どちらも行わずにこのカードを破壊する。

①:相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に、このカードをリリースして発動できる。それを無効にし、そのモンスターを破壊する。

 

 

風のアダマシア・ライズ《魔救の奇跡-ラプタイト》

星6 風属性【岩石族/シンクロ/効果】

ATK 2200 / DEF 2800

シンクロ・効果モンスター
星6/風属性/岩石族/攻2200/守2800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。自分のデッキの上からカードを5枚めくる。その中から岩石族モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚できる。
残りのカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。
②:相手ターンに、自分の墓地に風属性モンスターが存在する場合、相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。

イラスト:《魔救の捜索者》星2チューナー + 《魔救の奇石-ラプタイト》星4非チューナー

 

デッキトップ5枚から岩石族モンスターを特殊召喚する①効果は、非チューナーアダマシア共通の「アダマシアカードの効果によって特殊召喚に成功した場合~」を満たすことができます。

 

もちろん、その他汎用の岩石族を特殊召喚することも可能です。上で紹介した《魔救の奇跡-レオナイト》の蘇生先同様、こちらもレベル制限がない特殊召喚効果です。

 

《魔救の奇跡-レオナイト》と違い、こちらの特殊召喚効果は自分メインフェイズに発動する効果のため、このカードを展開の主軸として、優秀な岩石族を入れておきたいですね。

 

墓地の属性を参照する効果は、なんと《D.D.クロウ》相当の墓地除外効果。

自分は墓地利用、墓地参照をメインにするテーマなのに相手には墓地利用を許さないというズルいカードです。

 

 

除外対象はモンスターだけでなく魔法・罠にも及ぶため、ETERNITY CODEで話題になった《巨神封じの矢(ティタノサイダー)》を始めとした墓地にあっても効果を及ぼすタイプのカード対策になるのが良いですね。

 

《巨神封じの矢》

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このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:EXデッキから特殊召喚された相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を0にし、その効果を無効にする。

②:このカードが墓地に存在する状態で、相手がEXデッキからモンスターを特殊召喚した場合に発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

 

守備力が2800と、中途半端なモンスターでは超えづらいステータスをしている為、突破するまでの墓地アドの損失は意外と大きくなってしまうかもしれません。

 

特に4月以降はこのモンスターの横に、効果無効や戦闘耐性を付与するEXデッキのモンスターが容易に並ぶので、より困難になること必至です。

 

 

水のアダマシア・ライズ《魔救の奇跡-ドラガイト》

星8 水属性【岩石族/シンクロ/効果】

ATK 3000 / DEF 2200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。自分のデッキの上からカードを5枚めくる。その中の岩石族モンスターの数まで相手フィールドのカードを選んで持ち主の手札に戻す事ができる。めくったカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。
②:自分の墓地に水属性モンスターが存在し、相手が魔法・罠カードの効果を発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。

 イラスト:《魔救の分析者》星4チューナー + 《魔救の奇石-ドラガイト》星4非チューナー

 

現時点で唯一星6でないアダマシアのSモンスター。

デッキトップの内容に依るところもありますが、アダマシア下級は皆展開力に優れている為、主に星6のSモンスターを経由してのS召喚になるでしょう。

 

効果は非常に強力で、デッキトップ5枚をめくった中に含まれていた岩石族モンスターの数まで相手のカードをバウンスします。

 

発動時点で枚数が確定しないため当然ではありますが、「カードを選んで」表記のため対象を取りません。

 

破壊耐性や効果の対象にならないテキストを持つモンスターは増えてきましたが、対象を取らない最大5枚バウンスに対抗できるモンスターは(効果を無効にする以外)ほとんど居ないのではないでしょうか。

 

しかも起動効果のため、1度処理に失敗すると毎ターン効果を撃たれる危険性があります。恐ろしいカードだ……

 

墓地の属性を参照する効果は、魔法・罠カードの発動無効。

 

①効果を《ブレイクスルー・スキル》などの無効系罠で止めることすらできません。

 

参照先となる水属性モンスターは《水晶機巧-ハリファイバー》が該当するため、条件を満たすのは非常に容易。

序盤にリンク素材に使用されて墓地にいった《水晶機巧-ハリファイバー》がそのまま墓地に放置されているだけで、後々の致命傷になりかねません。恐ろしいですね…

 

 

2.アダマシアの魔法・罠カード

 

デッキトップをイカサマ!《アダマシア・ラピュタイト》

【フィールド魔法】
①:自分フィールドの岩石族モンスターの攻撃力・守備力は500アップする。
②:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。デッキから「アダマシア」カードを5枚まで選び、好きな順番でデッキの一番上に置く。

 

先程紹介した《魔救の奇跡-ドラガイト》の5枚バウンスを確実なものにできるデッキトップ操作を持っています。

 

「アダマシアカードを5枚まで」と、種類ではなく枚数、しかも5枚”まで”というかなり緩い指定になっています。

 

種類を参照するタイプのカードであればデッキ内の対応モンスター枯渇で悩むこともありがちですが、このカードでは1枚でもデッキ内にあればトップに盛って各種アダマシアの効果補助をすることができます。

 

他にも、種類でなく枚数参照であるため、チューナーのアダマシア5枚をデッキトップに盛って《シューティング・スター・ドラゴン》の確定5回攻撃が達成できます。

 

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星10 風属性【ドラゴン族/シンクロ/効果】

ATK 3300 / DEF 2500

Sモンスターのチューナー1体+「スターダスト・ドラゴン」
①:1ターンに1度、発動できる。自分のデッキの上から5枚めくってデッキに戻す。このターンこのカードはめくった中のチューナーの数まで攻撃できる。

②:1ターンに1度、フィールドのカードを破壊する効果の発動時に発動できる。その効果を無効にし破壊する。

③:1ターンに1度、相手の攻撃宣言時に攻撃モンスターを対象として発動できる。フィールドのこのカードを除外し、その攻撃を無効にする。

④:この③の効果で除外されたターンのエンドフェイズに発動する。このカードを特殊召喚する。

 

 

召喚権無しでシンクロ召喚《魔救の息吹(アダマシア・サイン)》

【通常魔法】
①:自分の墓地の岩石族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で「アダマシア」モンスターを特殊召喚した場合には、さらにデッキからレベル4以下の岩石族モンスター1体を選んでデッキの一番上に置く事ができる。

 

岩石族の汎用蘇生魔法、かつアダマシアを特殊召喚した際には追加の効果を発揮することができます。

 

魔救の奇石(非チューナ―)が持つ「アダマシアカードの効果によって特殊召喚に成功した場合~」効果の条件を満たすのはもちろん、デッキトップ5枚の中から非チューナーの岩石族を特殊召喚する起動効果を持つ《魔救の分析者》を用いればそのままSモンスターが展開可能です。

 

ブリリアント・フュージョン《ジェムナイト・ジルコニアを指定すれば《魔救の分析者》を墓地に準備しやすいので、岩石繋がりでジェムナイトと混ぜるのは強力かもしれません。

 

 

専用ゴッドバードアタック》《魔救の救砕(アダマシア・リリーブ)》

【通常罠】
①:自分フィールドの「アダマシア」モンスターを任意の数だけリリースし、その数+1枚だけフィールドのカードを対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

リリース数が任意になり、その数+1体を破壊可能にした、アダマシア版ゴッドバードアタック》です。

 

最低でも2枚破壊できる上、通常罠なので《絶対王バック・ジャック》《トラップトリック》などの各種サポートで不意を打ちやすいのも高評価。

 

任意の数だけリリースがまるで重いコストのように書いてありますが、魔救の奇石(非チューナ―)は自身効果でデッキトップに戻れるので、見た目ほどコストが重くない強力カードのように思えます。

 

 

《魔救の奇跡-ドラガイト》の隙を埋めるカウンター《魔救共振撃(アダマシア・レゾナンス)》

カウンター罠
②:自分フィールドに「アダマシア」Sモンスターが存在し、モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する

漢字の読みだけだとテイルズの技名っぽい。

 

 アダマシアSモンスターが存在する、というとても軽い発動条件でノーコストの《天罰》を発動します。強い。

 

上で紹介した《魔救の奇跡-ドラガイト》の②効果は相手の魔法・罠カードしか止められなかったため、不足している部分をこのカードで補った形になります。

 

 デッキトップ5枚からアダマシアカードを回収する《魔救の奇跡-レオナイト》がこのカードを回収した後で、2チューナーと《魔救の奇跡-ドラガイト》になることも可能です。

かなり確実性の高い強力な動きではないでしょうか。

 

 

 3.終わりに

 

新テーマ「アダマシア」、Sモンスター・魔法・罠カード、すべてが強力なカード揃いでした…

 

テーマで固める方が強そうなところに若干窮屈さを感じますが、そのぶん面白いカードでもあるので、頑張って研究して最小枚数で色々なデッキに使ってみたいところです。

 

 

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

 

 

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