【遊戯王】デッキ紹介:コンセプト編 マドルチェ+未開域で相手にイカサマを仕掛けろ!
2月16日(日)、城下町デュエルの双子座氏主催のオフ会(デッキ調整会)「城下町道場」に参加してきました。
総勢180名が集まる大規模オフだというのに、400名近くが集まる同氏開催の「AAオフ」の光景を見慣れているせいか「今日は会場スッキリしていていいな」なんて思ったりもしました。
さて、しばらくの間ブログの更新内容は「城下町道場」で使用したデッキ2つの紹介記事シリーズにしたいと思います。
構築理論的な話は前回のデッキ紹介(下記リンク参照)でしているので、今回は割愛。
【遊戯王】デッキ紹介:考え方編 「これだけは使わない」から逆算するデッキ構築 - 【遊戯王 情報/考察】しゅがーの遊戯王ブログ
パート1:デッキ内容の紹介
パート2:採用カードの紹介
今回のデッキ紹介ではこの構成で行きたいと思います!
1.《ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》が強い
《ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》
R4 地属性【天使族/エクシーズ/効果】
ATK 1800 / DEF 2500
レベル4「マドルチェ」モンスター×2
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの「マドルチェ」モンスター1体を対象として発動できる。このターン、その表側表示モンスターは自身以外のモンスターの効果を受けない。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードがモンスターゾーンに存在し、「マドルチェ」カードが自分の墓地へ送られた場合に発動できる。お互いの墓地のカードを合計2枚まで選び、持ち主のデッキに戻す。
DARK NEOSTORMで登場した「マドルチェ」エクシーズです。
一見マドルチェ専用の墓地回収札に見えますが、実は効果発動の条件が「マドルチェカードが墓地へ行った場合」というだけ。どこから墓地へ行っても良く、デッキに戻すカードも何でもOK。
この効果にはエクシーズ素材を使わず、攻撃力・守備力を500上げる《マドルチェ・シャトー》の影響下では守備3000と中々超えづらい状態になるため、半永久的に自分のリソースを回復し続けることができます。
そんな相性のいい《マドルチェ・シャトー》ですが、こちらにも一見誤解を生むようなテキストが。
《マドルチェ・シャトー》
【フィールド魔法】
このカードの発動時に、自分の墓地に「マドルチェ」と名のついたモンスターが存在する場合、そのモンスターを全てデッキに戻す。
このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上の「マドルチェ」と名のついたモンスターの攻撃力・守備力は500ポイントアップする。
また、「マドルチェ」と名のついたモンスターの効果によって、自分の墓地のモンスターがデッキに戻る場合、デッキに戻さず手札に戻す事ができる。
こちらも《ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》同様、「マドルチェモンスターの効果によって自分の墓地のモンスターがデッキに戻る」ことが条件ではありますが、戻る先がデッキではなく手札に変わるのはマドルチェモンスターにとどまらず、全てのモンスターに適用されます。
この2枚が揃うと、「マドルチェモンスターが自分の墓地に行くたびに、墓地のモンスター(なんでもいい)を2枚手札に回収しなおせる」という状態に。
つまりこの状態で「そのカード自体も墓地に行きやすく、手札に回収して旨味があるカード」が組み合わせられれば最強なのですが、早々都合のいいカードが居るわけが……
居ました。
《未界域のビッグフット》
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:手札のこのカードを相手に見せて発動できる。自分の全ての手札の中から、相手がランダムに1枚選び、自分はそのカードを捨てる。それが「未界域のビッグフット」以外だった場合、さらに手札から「未界域のビッグフット」1体を特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。
②:このカードが手札から捨てられた場合、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
「未界域」共通の①効果。ものすごく簡単に言えば、ババ抜きです。
《未界域のビッグフット》を捨てさせることができればフィールドのカード1枚破壊が発動し、それ以外なら攻撃力3,000の準バニラが場に出てきます。
ただし前提条件は《マドルチェ・シャトー》+《ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》。これによって、次の2パターンになります。
1) マドルチェカードが捨てられた場合
墓地のモンスターを手札に2枚回収 +《未界域のビッグフット》(攻撃力3000)が出てくる。
2) 《未界域のビッグフット》が捨てられた場合
相手フィールドの表側表示のカードを1枚破壊
《ティーチャーマドルチェ・グラスフレ》のX素材が残っていれば、①効果を発動する(=X素材のマドルチェカードが墓地へ行く)ことで、墓地のモンスターを手札に2枚回収できる。
つまり対戦相手からすれば
「何を引いてもジョーカーを引くババ抜き」状態になります!
これが今回のデッキコンセプトです!
2.デッキレシピ【イカサマババヌキ】
3.「マドルチェ」カードを墓地へ送ろう!
今回のデッキには、次回記事で紹介予定の《ライトロード・ドミニオン・キュリオス》を出す以外に固定のルートが存在していません。
なのでここでは「マドルチェ」カードを墓地へ送るために採用したモンスター群を紹介します。
《魔轟神ソルキウス》
星6 光属性【悪魔族/効果】
ATK 2200 / DEF 2100
このカードが墓地に存在する場合、手札から「魔轟神ソルキウス」以外のカード2枚を墓地へ送って発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
手札を「捨てる」ではなく「墓地へ送る」のため、残念ながら未界域の効果は使えません。ちなみに所属テーマ「魔轟神」の効果トリガーは「手札から捨てられる」こと。何なんだこいつは。
そんな残念な《魔轟神ソルキウス》君ですが、シャトー+グラスフレの影響下では「手札の不要なマドルチェを含む2枚を、墓地の好きなカードと入れ替えながら出てくる星6」モンスター。かなり優秀なので、特殊召喚した時点で仕事は終わりです。
《通行増税》
【永続罠】
①:お互いのプレイヤーは手札を1枚墓地へ送らなければ攻撃宣言できない。
攻撃しながらマドルチェを捨てると手札がなぜか1枚増えるよ。不思議だね。
《闇の増産工場》
【永続罠】
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札・フィールドのモンスター1体を墓地へ送って発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。
手札のマドルチェを墓地へ送って1ドロー。マドルチェが墓地へ行ったので墓地から好きなモンスターを2枚回収。文字通りの”増産”工場になります。
《マドルチェ・プロムナード》
【通常罠】
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:相手フィールドの表側表示のカード1枚と自分のフィールド・墓地の「マドルチェ」モンスター1体を対象として発動できる。その相手のカードの効果をターン終了時まで無効にし、その自分のモンスターを持ち主の手札に戻す。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「マドルチェ」Xモンスター1体を対象として発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「マドルチェ」モンスター1体を選び、対象のモンスターの下に重ねてX素材とする。
効果自体も「相手のカード効果を無効にしながら墓地のマドルチェモンスターを回収できる」と中々おかしい性能なのですが、何より通常罠であるため、「相手ターンに使うことで墓地に行くことに意味のあるマドルチェカード」という点が美味しいです。
《飢鰐竜アーケティス》
星9 水属性【魚族/シンクロ/効果】
ATK 1000 / DEF 1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。そのS素材としたモンスターの内、チューナー以外のモンスターの数だけ、自分はデッキからドローする。
②:このカードの攻撃力・守備力は自分の手札の数×500アップする。
③:手札を2枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。
S召喚時のドロー効果で「マドルチェ」「未界域」を引き込みながら、相手ターンに《未界域のビッグフット》とマドルチェカードを捨てることで、相手フィールド2枚破壊 + 墓地のカード2枚回収(=攻撃力変動なし)を行います。
4.次回へ続く!
今回のデッキ紹介はここまで!
前述の通り、固定ルートが存在していないデッキなので冒頭のコンセプト紹介が全てです。
パート2になる次回では、採用カード全ての採用理由と、それにかかわる動かし方を紹介していきます!お楽しみに!
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