【遊戯王】デッキビルドパック新規《黄金卿エルドリッチ》!現状カードプールで効果を使いまくれ!
デッキビルドパック シークレット・スレイヤーズの新規カード《黄金卿エルドリッチ》が公開されました!
カード画像自体は先月既に公開されていましたが、効果は初めて明らかになりました。
何やら魔法・罠カードと密接に関係する、これまでのアンデット族とは毛色の違う効果を備えているようですが……?
1.《黄金卿エルドリッチ》の詳細テキスト!
星10 光属性【アンデット族/効果】
ATK 2500 / DEF 2800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札からこのカードと魔法・罠カード1枚を墓地へ送り、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送る。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードを手札に加える。
その後、手札からアンデット族モンスター1体を特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターは相手ターン終了時まで、攻撃力・守備力が1000アップし、効果では破壊されない。
自身と手札の魔法・罠カードをコストに、フィールドのカード1枚を墓地送りにするという、あの禁止カード《焔征竜ブラスター》に似た強力な①効果を持ちます。
①効果で墓地に行った後は、《機関重連アンガーナックル》に似た、フィールドの魔法・罠カードをコストとする②効果によって再び手札に戻ります。
まるでオマケ効果のように書かれていますが、手札に回収された後で手札からレベル・属性を問わずアンデット族モンスター1体を特殊召喚し、相手ターン終了時までの攻撃力・守備力の1000アップ + 効果破壊耐性を付与していきます。
しかもテキストから察するに、この効果で《黄金卿エルドリッチ》自身も特殊召喚が行えます。
コストさえ確実に用意できれば、フィールドのカード1枚墓地送り + 効果破壊耐性持ちの攻撃力3500アタッカーを急に投げつけることができます。
他のカードどころかテーマとしての名称すら未判明な現状……もしかすると、新規カードで使いまわしやすい魔法・罠が収録されまくるのかもしれませんが、それはそれ!
現状のカードプールで《黄金卿エルドリッチ》を使うカードを考えてみました!
2.現カードで《黄金卿エルドリッチ》を使いこなせ!(※発売は3月です)
《錬装融合》
【通常魔法】
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札・フィールドから、「メタルフォーゼ」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
②:このカードが墓地に存在する場合に発動できる。墓地のこのカードをデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。
何度も使いまわす魔法カードと言えば、の代表格ですね。
①の手札から捨てる効果を度外視して、②効果のコストとするフィールドのカード、として割り切ってしまえば使い勝手はよさそうです。
(もちろん、引いてしまった《錬装融合》をコストに①効果を打てれば双方にお得です)
1:フィールドの《黄金卿エルドリッチ》を破壊して、メタルフォーゼのP効果によって《錬装融合》セット。
2:《錬装融合》を墓地へ送り、墓地の《黄金卿エルドリッチ》②効果発動。自身を手札に加えそのまま特殊召喚。
3:《錬装融合》墓地効果。デッキに戻して1ドロー。
4:相手ターン終了時まで《黄金卿エルドリッチ》が生き残った場合、1に戻る。
これだけの簡単な手順で、常に攻撃力3500 + 効果破壊耐性の《黄金卿エルドリッチ》を維持し続けることができます。
あとは《黄金卿エルドリッチ》の効果を抜けて除去してくる《氷結界の龍 トリシューラ》などの除外カードや、上から攻撃力で潰しに来る《双穹の騎士アストラム》《ヴァレルソード・ドラゴン》などにピンポイントな注意ができるような対応札を抱えておければ完璧ですね。
同テーマ内の《メタルフォーゼ・カウンター》も、最小枚数でメタルフォーゼモンスターを運用した場合に墓地効果以外が腐りがちなのを《黄金卿エルドリッチ》効果で墓地に送ることで解消できるため、テーマ全体として相性はいいのかもしれません。
《破壊剣士融合》
【速攻魔法】
「破壊剣士融合」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札及び自分・相手フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、「バスター・ブレイダー」を融合素材とするその融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
②:このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚墓地へ送って発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。
《錬装融合》に対して、こちらは《黄金卿エルドリッチ》の①効果も使いたい場合用として使い分けが出来ます。
手札枚数の損失としてはこちらの方が多くなってしまうのですが、フィールドのカードを墓地へ送る万能除去の代償のようなものです。
このカードを用いて②の特殊召喚効果を使おうとする場合、《星杯の妖精リース》と組み合わせて《錬装融合》の項で紹介したようなループ構造を作ることができます。
1:フィールドの《黄金卿エルドリッチ》を墓地へ送り、《星杯の妖精リース》を手札に回収。
2:《星杯の妖精リース》をコストに、墓地の《破壊剣士融合》②効果発動。自身を手札に加えそのままセット。
3:《黄金卿エルドリッチ》墓地効果。セットしていた《破壊剣士融合》をコストに、自身を手札に加え、そのまま特殊召喚。
4:相手ターン終了時まで《黄金卿エルドリッチ》が生き残った場合、1に戻る。
《錬装融合》で出来ていた1ドローはありませんが、その代わりにこちらは《破壊剣士の守護絆竜》で動きを安定させられる点で勝ります。
L2 光属性【ドラゴン族/リンク/効果】
ATK 400
マーカー:右下・左下
モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「破壊剣」カード1枚を墓地へ送る。その後、手札から「バスター・ブレイダー」モンスター1体を特殊召喚できる。
②:相手フィールドにモンスターが存在しない自分バトルフェイズ終了時に、このターン攻撃宣言をしていない自分フィールドの「バスター・ブレイダー」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
パーツが集めやすい《破壊剣士融合》セット、ハマった時のアドバンテージが安定する《錬装融合》セット、と言ったところでしょうか。
僕自身はあまりペンデュラムを使うのが得意ではないので、前者を推したくなっちゃいますね。
《月鏡の盾》
【装備魔法】
①:このカードの装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。装備モンスターの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力と守備力の内、高い方の数値+100になる。
②:表側表示のこのカードがフィールドから墓地へ送られた場合、500LPを払って発動する。このカードをデッキの一番上または一番下に戻す。
ライフコストが必要、デッキトップに戻す必要が出るので実質ドローロック、と使い勝手としては若干怪しいところがありますが、一応これも使いまわせる魔法カード。
装備魔法は《聖騎士の追想 イゾルデ》《焔聖騎士-リナルド》によって以前とは比べ物にならないほどアクセスが向上しているので、最短でコンボを決める、という選択肢としては手堅いかもしれません。
墓地へ送るタイミング都合上、自身効果で出した《黄金卿エルドリッチ》には装備できないなど、ところどころに粗が目立ってしまうので、そこをカバーする構築が求められる難しいカードです。
《ブリリアント・フュージョン》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時に、自分のデッキから「ジェムナイト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を、攻撃力・守備力を0にしてEXデッキから融合召喚する。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
②:1ターンに1度、手札の魔法カード1枚を捨てて発動できる。このカードの効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は相手ターン終了時まで元々の数値分アップする。
《ジェムナイト・セラフィ》を指定することで、光属性である《黄金卿エルドリッチ》とジェムナイトモンスターを墓地に送れます。
セラフィをリンクなどの各種素材にしてしまった後に場に残ってしまうこのカードを《黄金卿エルドリッチ》のコストに充ててしまう事で、最後まで無駄なく使い切ることができますね。お得。
後ろ向きな考え方で行けば、《ジェムナイト・セラフィ》を使用して初動で展開を狙うデッキでは、展開パターン以降で《ブリリアント・フュージョン》を腐らせがちなので、ある意味では丁度いいコストと言えるかもしれません。
同テーマ内の《ジェムナイト・フュージョン》も、墓地のジェムナイトモンスターを除外することで墓地から手札に加えることができるため、《黄金卿エルドリッチ》との相性は意外と悪くないかも?
イラスト的にも、全体に宝飾を施した黄金のアンデットと宝石の戦士たちでギラギラしてて一見シナジーがありそうですし?
《グローアップ・ブルーム》
星1 闇属性【アンデット族/チューナー/効果】
ATK 0 / DEF 0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地へ送られた場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキからレベル5以上のアンデット族モンスター1体を手札に加える。フィールドゾーンに「アンデットワールド」が存在する場合、手札に加えず特殊召喚する事もできる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。
個人的なお気に入りカード。
《水晶機巧-ハリファイバー》で呼んでこれる星3以下のチューナーかつ、《リンクリボー》の素材にもなることができ、そのうえで墓地に送られた際のサーチ効果が優秀という、隠れた優秀なカードです。
登場したストラクRの性質上、《アンデットワールド》が無いと役に立たないように誤解されがちですが、実は無くてもサーチだけは行えます。
《アンデットワールド》があれば、サーチではなく特殊召喚になりますよ、というだけ。
《水晶機巧-ハリファイバー》からこのカードを特殊召喚、2体で《破壊剣士の守護絆竜》をリンク召喚し、《黄金卿エルドリッチ》をサーチしながら《破壊剣士融合》を墓地へ送れば、上で紹介したパーツがすべてそろいます。
やっぱり《水晶機巧-ハリファイバー》って凄ェや。
《ユニゾンビ》
星3 闇属性【アンデット族/チューナー/効果】
ATK 1300 / DEF 0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。手札を1枚捨て、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。
②:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。この効果の発動後、ターン終了時までアンデット族以外の自分のモンスターは攻撃できない。
手札に加えて《黄金卿エルドリッチ》の①効果を狙う《グローアップ・ブルーム》に対して、直接墓地に送りたい場合には、アンデ定番の《ユニゾンビ》。
このカード、出てからもう5年経つんですって。ビックリ。
これまで《ユニゾンビ》と言えば、《不知火の陰者》から特殊召喚、《馬頭鬼》を墓地に送ってのレベル変更と《馬頭鬼》効果によって《PSYフレームロード・Ω》をS召喚して毎ターン《馬頭鬼》を使いまわす動きが多く見られました。
ある意味では、《不知火の陰者》が見えた瞬間に「あぁこのターンは攻めてこないんだな」という安心すらあったものですが、今後は突然《黄金卿エルドリッチ》が落とされて、効果破壊耐性付きの3500アタッカーが飛んでくるかもしれません、怖いですね……
3.おわりに
3月発売のデッキビルドパック シークレット・スレイヤーズから《黄金卿エルドリッチ》の紹介でした。
冒頭にも書きましたが、同テーマ内の他カードが明らかになっていないため、今後の登場カード次第ではここで紹介したカード以上に使いやすい魔法・罠なんかがゴロゴロ出てくるかもしれません。
じゃあなぜこんな考察をしているのかというと「後でデッキを考えるときのきっかけになるから」です。
例えば今回の記事で紹介した《破壊剣士融合》周りのカードを覚えておけば、今後《黄金卿エルドリッチ》以外に似たような効果を持ったモンスターが出た際に思い出すこともあるかも知れません。
そういった「これ、何かで使えるかもな」の引き出しをたくさん増やしておくと、意外と簡単にデッキのネタは思いつくものです。
ということで今後も色々小ネタを紹介していくからよろしくね、というお話でした。
また次回の記事でお会いしましょう!
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