【遊戯王】六花新規《六花聖ストレナエ》は使えるカードなのか?
発売が近づいてきたRISE OF DUELISTに、先月デッキビルドパックにて登場した植物族テーマ「六花」の新規カード《六花聖ストレナエ》が登場します!
デッキビルドパックで登場した2種の「六花聖」Xモンスターに比べて、かなり使いやすい性能のように見えますが…?
どういう運用が良いのか考察していきましょう!
「六花」といえば、カードが一通り出そろった段階で「カテゴリ単体でのパワーの低さ」について記事を書いてますので、そちらもよろしく。
1.ランク4「六花聖」《六花聖ストレナエ》!
R4 水属性【植物族/エクシーズ/効果】
ATK 2000 / DEF 2000
レベル4モンスター×2
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地の、植物族モンスター1体または「六花」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
②:X素材を持ったこのカードがリリースされた場合に発動できる。自分のEXデッキ・墓地からランク5以上の植物族Xモンスター1体を選んで特殊召喚する。その後、このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材にできる。
2.「六花」カードを何でもサルベージ!
テキストを読んで驚いたのは①効果で拾える対象の広さ。植物族モンスターであればなんでもいい点はもちろんですが(後述)、「六花」に関してはサポート魔法・罠カードをまで回収することができます。
専用サーチカードである《六花絢爛》を回収すれば、そのまま《六花聖ストレナエ》をリリースして発動する事で、《六花聖ストレナエ》の②効果発動までスムーズにつなげることができます。
《六花絢爛》
【通常魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。このカードは自分フィールドの植物族モンスター1体をリリースして発動する事もできる。
①:デッキから「六花」モンスター1体を手札に加える。モンスターをリリースしてこのカードを発動した場合、さらに手札に加えたモンスターとはカード名が異なり、元々のレベルが同じ植物族モンスター1体をデッキから手札に加える。
《六花聖ストレナエ》にはX素材の属性・種族指定がない事を利用すると…
1:《召喚僧サモンプリースト》のコストとして《六花絢爛》を捨てることで星4モンスターを特殊召喚。
2:2体で《六花聖ストレナエ》をX召喚。
3:《六花聖ストレナエ》の①効果で《六花絢爛》を回収。
4:《六花聖ストレナエ》をリリースして《六花絢爛》を発動。任意の「六花」モンスターと、そのモンスターと同レベルの「六花」モンスターをサーチ。
5:《六花聖ストレナエ》②効果発動。ランク5以上の植物族XモンスターをEXデッキから特殊召喚して、自身をそのX素材に。
という動きも可能になります。
《六花聖ストレナエ》の②効果で特殊召喚するのに適当なXモンスターとしては《森羅の鎮神オレイア》が適当でしょうか。
R7 闇属性【植物族/エクシーズ/効果】
ATK 2800 / DEF 2500
レベル7モンスター×2
1ターンに1度、自分の手札・フィールド上の植物族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。そのレベル分だけデッキの上からカードを確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。
また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。自分のデッキの上からカードを3枚までめくる。その中に植物族モンスターがあった場合、それらのモンスターを全て墓地へ送り、その数までこのカード以外のフィールド上のカードを選んで手札に戻す。残りのカードは好きな順番でデッキの下に戻す。
《六花絢爛》でサーチした「六花」モンスターをコストにデッキトップを操作、そのままデッキトップをめくって(植物族限定ですが)墓地肥しを行えます。
この時《六花絢爛》でサーチする組み合わせをレベル6の《六花精ボタン》《六花精エリカ》にしておけば、「六花」魔法・罠カード1枚をサーチしながら、植物族以外のランク6モンスターをX召喚する動きにも繋がります。
《六花精ボタン》
星6 水属性【植物族/効果】
ATK 1000 / DEF 2400
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの植物族モンスター1体をリリースして発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが召喚または植物族モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「六花」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
《六花精エリカ》
星6 水属性【植物族/効果】
ATK 2400 / DEF 1000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカード以外の自分の植物族モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に、手札・フィールドのこのカードをリリースして発動できる。その自分のモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで1000アップする。
②:このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドの植物族モンスターがリリースされた場合に発動できる。このカードを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
3.今日は植物族何でも拾っていいのか!?
《六花聖ストレナエ》は前項でも書いた通り、X素材に属性・種族の指定が無く、サルベージ対象は植物モンスター全体に及ぶため、種族サポートの汎用カードと見ることも出来ます。
そこで、《六花聖ストレナエ》で回収してすぐに意味のあるカードをピックアップして紹介します!
★《魔神儀-タリスマンドラ》
星6 闇属性【植物族/効果】
ATK 0 / DEF 0
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:手札の儀式モンスター1体を相手に見せて発動できる。「魔神儀-タリスマンドラ」以外のデッキの「魔神儀」モンスター1体と手札のこのカードを特殊召喚する。
②:このカードがデッキからの特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから儀式モンスター1体を手札に加える。
③:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
一度使って墓地に行った《魔神儀-タリスマンドラ》を使いまわすプランとして《六花聖ストレナエ》を使えるようランク4も出しやすい構築にしておくことで、採用枚数を調整してデッキに幅が生まれるかもしれません。
★《捕食植物バンクシア・オーガ》
星6 闇属性【植物族/チューナー/効果】
ATK 2000 / DEF 100
①:このカードは相手フィールドの捕食カウンターが置かれたモンスター1体をリリースした場合に手札から特殊召喚できる。
②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。相手フィールドの表側表示モンスター全てに捕食カウンターを1つずつ置く。捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
相手モンスターを除去しながら自分の場に星6チューナーを準備できる《捕食植物バンクシア・オーガ》。
①②効果が連動して単体完結した個性的で、専用デッキを作れるだけのポテンシャルを持つカードだと思っています。
いずれの効果も名称ターン1が無いので、うまく捕食カウンターのやりくりと《六花聖ストレナエ》の効果がかみ合えば相手モンスターを複数除去しながら大量展開が出来るかもしれません。
このカード自身が星6なので《六花聖カンザシ》の素材になれる、かつ①効果は「リリース」を含むので、そのあたりも上手く使いこなしてみたいところですね…!
★《捕食植物スキッド・ドロセーラ》
星2 闇属性【植物族/効果】
ATK 800 / DEF 400
①:このカードを手札から墓地へ送り、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このターン、そのモンスターは捕食カウンターが置かれた相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
②:表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動する。相手フィールドの特殊召喚されたモンスター全てに捕食カウンターを1つずつ置く。捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
捕食カウンターを乗せる効果はフィールドから墓地へ送られた時、全体攻撃を付与する効果は手札から捨てて発動、と若干のチグハグさが使いづらい《捕食植物スキッド・ドロセーラ》ですが、ついに簡単なサルベージ手段が登場しました。
星2チューナー+《捕食植物スキッド・ドロセーラ》で召喚した星4シンクロモンスターを素材に《六花聖ストレナエ》をX召喚し、そのまま効果で墓地から回収、全体攻撃を付与…とスムーズにつなげることも選択肢になりました。
《六花聖ストレナエ》の②効果で《六花聖ティアドロップ》を特殊召喚すれば、あるいは高打点の連続攻撃でフィニッシャーになりうるかもしれません。
4.お詫び(終わりに)
前回記事のラストにて《暗黒騎士ガイアオリジン》の活用法を考察する予告をしたにも関わらず記事内容が変更になった事をお詫びします。
僕にはあのカードを扱うことはできませんでした。
頑張って考えましたが、《聖騎士の追想 イゾルデ》で強い装備魔法を4枚墓地へ送って《暗黒騎士ガイアオリジン》を特殊召喚、②の2体分のリリース代用効果によって《ギルフォード・ザ・レジェンド》を召喚して墓地へ送ったばかりの装備魔法をひたすら装備する「君だけの最強の《ギルフォード・ザ・レジェンド》を作ろう!」くらいしか思いつきませんでした。
《ギルフォード・ザ・レジェンド》
星8 地属性【戦士族/効果】
ATK 2600 / DEF 2000
このカードは特殊召喚できない。このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在する装備魔法カードを可能な限り自分フィールド上に表側表示で存在する戦士族モンスターに装備する事ができる。
変動した攻撃力をリセットする③効果についても、《ブラック・ガーデン》で半減した攻撃力を元に戻せる点から、蘇生効果目的以外で《ブラック・ガーデン》を運用するデッキに使えるかなー、くらいでした。
《聖騎士の追想 イゾルデ》《暗黒騎士ガイアオリジン》共に攻撃力1600で《ブラック・ガーデン》効果でローズトークン2体や《ガーデン・ローズ・メイデン》の攻撃力を参照して特殊召喚できるラインなので、上手くやればデッキになるかもしれませんね。
興味持った方は是非組んでみてください。
それでは~
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